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文京シビックセンターで作品展「きずなーと」 若手作家とのコラボ作品も

作品展「きずなーと」の様子

作品展「きずなーと」の様子

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 文京シビックセンター(文京区春日1)で現在、「アートウォールシビック」の3月展示「きずなーと」が開催されている。

アトリウムの展示の様子

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 「アートウォールシビック」は、文京区が若手芸術家への支援の一環として、地下1階アトリウムを囲む回廊をギャラリーとして提供するもの。創作意欲向上のための発表機会と、シビックセンター来庁者に向けて身近に芸術と触れ合える場を提供する目的で、月替わりの展示を行っている。

 「きずなーと」は、障がい者支援施設・リアン文京(小日向2)の利用者の日常活動から生まれた作品発表の場。「アートウォールシビック」での展示は今年が3回目となる。障がいのあるアーティストたちがおのおのに合う画材を使って創作した絵画、イラストレーション、貼り絵など、50点余りが吹き抜けの回廊を飾る。

 会場中央には、「藝(げい)を育むまち同好会」で活動する若手アーティストとリアン文京の放課後デイサービスに通う利用者らとの共同作品が並ぶ。アーティストの一ノ瀬健太さん、山田勇魚(いさな)さん、佐々木礼央さん、ツルタシュリさんがアウトリーチとしてリアン文京で行ったワークショップの様子も写真パネルで紹介する。

 リアン文京職員で放課後デイサービスを担当する岡部悠介さんは「展示作品には、彼らの日常の中にある世界観、たくさんの思いが詰まっている。作業中の彼らの目の輝きとたくましい背中、完成した作品を掲げる堂々とした姿、友達や仲間に作品を見せる時のはにかむ表情は、アートから生まれる『その人らしさ』。今回の展示を通して、日常にアートがあふれていることを再認識させられた」と話す。

 岡部さんは「作品を見てもらうことで、言葉だけでは生まれない『絆』が生まれる。多くの方々に彼らの世界観を楽しんでもらい、アートを介したつながりの輪を大きくしていけたら」と期待を込める。

 開催時間は区役所の開館時間に準じる。入場無料。今月30日まで。

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