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文京で「文京博覧会(ぶんぱく) Re_2023」 3年ぶりの開催にぎわう

「文京博覧会(ぶんぱく) Re_2023」の様子

「文京博覧会(ぶんぱく) Re_2023」の様子

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 文京シビックセンター(文京区春日1)で1月27日・28日、「文京博覧会(ぶんぱく) Re_2023」が開催された。

「和とじ体験教室」に参加した川端れいさんと清美堂社長の秋田秀明さん

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 文京区内の中小企業・産業団体などを一堂に集め、区の産業・食・逸品・伝統工芸などを来場者に体感してもらおうと2005(平成17)年に初開催し、2007(平成19)年から「文京博覧会(ぶんぱく)」の名称で毎年開催してきた同イベント。新型コロナウイルスの影響による中止や同センターの改修工事に伴う休止を経て、今回は3年ぶりの開催となった。

 地下の区民ひろば会場では、区内に店舗を持つ飲食店など11団体と、盛岡市、魚沼市、金沢市など同区と連携する9地域から出店があり、食品や特産品などを販売した。区内大学の産学連携展示や、会場内を巡る謎解きイベントなどの企画もあり、多くの来場者でにぎわった。

 1階ギャラリーシビック・アートサロン会場では、区内産業団体や伝統工芸団体による技術の紹介と体験会などが行われた。伝統木版画工房の摺(す)り体験コーナーのほか、日本医療機器協会の医療機器の展示、印刷・製本関連団体による展示や紙製品の販売などを行った。

 東京都立中央・城北職業能力開発センター(後楽2)は、「(同校・パソコングラフィック科の)授業内で学生がプレゼンテーションを行い、優秀作品として選ばれたデザインを採用した」というカレンダーを会場で配布した。

 東京都製本工業組合文京支部は、随時参加形式で「和とじ体験教室」を開催。指導に当たった清美堂社長の秋田秀明さんは「本がどうやって作られているのかを知っていただく貴重な機会。コロナ前は毎年体験会を行っていたが、今回3年ぶりに開催でき、多くの方に参加していただき対面で伝えることができてうれしい」と話す。

 「区役所に用事があり、家族に連れ立って訪れたところ、イベントの様子が目について参加した」という区内在住の小学3年生・川端れいさんは同教室で和とじのノートを作成した。「普段から工作や絵を描くことが好き」という川端さん。「紙をそろえてとじる作業が楽しかった。仕上がったノートはお絵描き用にしたい」と笑顔を見せる。

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