
文京シビックセンター(文京区春日1)で9月7日、子どもと家族のための祭典「文京区子育てフェスティバル」が行われる。
2010(平成22)年に始まった同フェスは、区内の子育て支援の取り組みを一堂に集めた催し。地下2階から5階までの各フロアを活用し、多彩なプログラムを展開する。参加型クラシックコンサートから医療相談、手作りおもちゃ体験まで、年齢に応じた多様な内容を用意する。
地下2階の区民ひろばでは、NPO法人「みんなのことば」が参加型クラシック「みんなのコンサート」を上演。これまでに1300公演、12万人以上に音楽を届けてきた同団体が、聴いて、歌って、演奏できるコンサートを披露する。渋谷画劇団による紙芝居では、文京区の祭りを題材にした「フラワー博士とめぐる文京区のおまつり」を上演予定。
地下1階のイベントコーナーでは、児童館職員と竹早教員保育士養成所による「ふれあい遊び・読み聞かせ」のミニプログラムを1日4回実施。「あおむしのぼうし」作りと手形粘土体験も随時受け付ける。真砂中央図書館による大型絵本と紙芝居のおはなし会は1日3回、各30分行う。
健康推進課では「こどもの心を育む毎日のかかわり方」をテーマにしたパパ・ママ応援トークショーを企画。モンテッソーリ教師のあきえさんを講師に迎え、子どもとの関係を深める関わり方や大人の心のゆとりの作り方を伝える。文京区医師会と歯科医師会による医療相談では、小児科医と歯科医が午前・午後の2回、子育て中の医療の悩みに応じる。
4階シルバーホールではKAPLA社公認インストラクターによるカプラブロック造形ワークショップを実施。区立保育園の保育士によるパネルシアターやエプロンシアターの上演も予定する。同じく4階の和室では、教育センターが手作りおもちゃの遊び体験スペースを設け、遊びと発達の専門スタッフが相談に応じる。
5階「ぴよぴよひろば」では3歳未満の子どもが遊べる空間を開放。子ども家庭支援センターの保育士と心理スタッフが常駐する。会場では子ども服の回収やフードドライブ、地球温暖化について学ぶカプセルトイとクイズ、子どもの権利に関するパネル展示なども同時に行う。
文京区子育て支援課の鈴木大助さんは「区が展開するハード、ソフト両面でのさまざまな子育て施策を、年に一度まとめて知っていただける絶好の機会。暑い日が続くが、親子連れが屋内で快適に楽しめるイベントなので、多くの家族に参加してほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は9時30分~16時。