「TOPPANチャリティーコンサート」が3月13日、TOPPANホール(文京区水道1)で行われる。主催はTOPPANホールディングス(同)。
「第17回TOPPANチャリティーコンサート」のフライヤー。出演は荒井里桜さんと田所光之マルセルさん
同社が国際課題であるにおける識字能力の向上を支援する活動として、2008(平成20)年から続ける同企画。収益の全額は公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)に寄付し、カンボジアの女性や母子のための識字教育支援活動「SMILE Asia プロジェクト」の資金として活用される。
17回目となる今回は、国内外のオーケストラと共演を重ねるバイオリニストの荒井里桜さんと、数多くの国際コンクールで実績を残すピアニストの田所光之マルセルさんが出演。ドビュッシーやプーランクの「バイオリン・ソナタ」、チャイコフスキーの「ワルツ・スケルツォ ハ長調」を披露する。
荒井さんは東京芸術大学音楽学部を首席で卒業し、第87回日本音楽コンクール1位などの受賞歴を持つ。現在はベルギーのエリザベート王妃音楽院で学ぶ。田所さんは2022年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで審査員長特別賞を受賞するなど国際コンクールで活躍し、今年6月にはナクソスからCDをリリースした。
同社広報担当の鳴海眞祐子さんは「紛争や貧困などで識字能力を身につける機会を奪われた人々への支援を目指すチャリティーは、『文教のまち』にふさわしい取り組み」と話す。「地域の皆さんと共に、世界へ向けて文化と学びの輪をさらに広げていきたい」とも。
19時開演。全席指定で、料金は5,000円。未就学児は入場不可。チケットは「TOPPANホールチケットセンター」などで販売している。