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東大の迎賓施設「懐徳館」見学会 創立150周年に向けた地域連携の一環で

懐徳館の縁側で庭園を背景に解説する松田陽准教授。国の名勝の成り立ちを参加者に丁寧に伝えた

懐徳館の縁側で庭園を背景に解説する松田陽准教授。国の名勝の成り立ちを参加者に丁寧に伝えた

 東京大学の迎賓施設「懐徳館」(文京区本郷7)で4月11日、特別見学会が開かれた。

年に数日しか使われない、東大の「眠れる迎賓館」

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 東大創立150周年に向けて地域や支援者との連携を深める活動を行うディベロップメントオフィスが主催した。当日は、同大大学院人文社会系研究科の松田陽准教授が講師を務めた。

 懐徳館庭園は1910(明治43)年、前田侯爵家が明治天皇の行幸を迎えるために整備した。前田家は江戸の加賀藩邸時代から本郷に邸宅を構えており、関東大震災後に駒場と土地交換する形で本郷の敷地を東大へ寄贈。現在の懐徳館(2代目)は1951(昭和26)年完成の木造建築で、東大の迎賓施設として現役で使われている。庭園は2015(平成27)年に国の名勝に指定されている。

 参加者はまず懐徳館の縁側に座り、目の前に広がる庭を松田准教授の解説を聞きながら眺めた。その後、池を巡りながら庭内を散策。松田准教授の説明にもあった、明治期の近代水道を利用した当時最先端のポンプ施設の跡なども見学した。松田准教授は「日本的な庭と西洋的な庭の融合は決して簡単ではなかったが、ここではそれが成功した。だからこそ文化財的な評価を受けた」と説明した。

 松田准教授は「キャンパスに眠る歴史資産の価値を伝え、150周年の機運を高めていきたい」と話す。

 東大は2027年4月12日で創立150周年を迎える。

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