文京区白山にパン・総菜の店「はとや」(文京区白山1、TEL 03-3811-8180)がリニューアルオープンして1カ月がたった。
同店は今年3月まで真砂(まさご)市場で営業。同所の閉場を受けて休業していたが、7月7日に白山でリニューアルオープンした。
同店は戦後間もない1946(昭和21)年に真砂市場で創業。当時は雑貨・菓子・化粧品などを幅広く取り扱ったという。現在の店主である友枝文卿さん、美保さん夫婦が先代から店を継いだのが1969(昭和44)年ごろ。年を追うに連れて、スーパーやコンビニの出店が目立つようになり、「このまま物を仕入れて販売するよう商売じゃ難しいと感じた。そこから店内調理を始めるようになった」と店主の友枝文卿さん。1975(昭和50)年ごろよりサンドイッチの店内調理を始め、その後、総菜や弁当も作るようになった。
弁当は「から揚げ弁当」(380円)、「コロッケ・メンチ弁当」(250円)、「日替わり弁当」(500円)など。パンは「三色三角サンドイッチ」(215円)、「ローストチキンサンド」(258円)、「コロッケロール」(108円)、「しゅうまいロール」(108円)など。総菜は108円から取りそろえる。
リニューアルオープン後は、「これまで市場という建物内で営業していたから、店からは街を歩く人の姿が見えなかった。今は路面店となって、街行く人の顔が見えるのが新鮮」と美保さん。朝早くからの来店も多いといい、開店時間の7時前に店を開けることもしばしばだという。
「この場所(白山)では1年生。朝、出掛ける人たちに『いってらしゃい』、夜に帰ってくる人に『おかえり』と街ゆく人を送り迎えしてあげられるような店にしていきたい」と美保さん。今後は地域の障がい者施設と協力しながら、弁当などのデリバリーも検討する。
営業時間は7時~19時(日曜・祝日は13時まで)。