文京区湯島で9月13日から、清水坂・三組坂周辺の地元店舗による「第3回ねこまつり at 湯島 ~猫でつなぐ湯島のまち」が開催される。
同イベントは、王冠印雑貨店(文京区湯島3)の海老原久美さんが発起人となり、「湯島の清水坂・三組坂かいわいに、にぎわいを作りたい」と企画。今回は、王冠印雑貨店のほか、ネコリパブリック東京お茶の水店(湯島3)、サカノウエカフェ、ジュエリー ボーリンゲン、音楽教室Studioトリアノン、うどよし書道教室(以上、湯島2)の6店が物販やワークショップなどを行う。
近隣の東京スイーツ&カフェ専門学校(本郷3)の学生らによるオリジナル猫スイーツの販売も行う。学生とのコラボのきっかけについて、「何か食べ物を絡めたイベントを企画したいと思っていた時、近くに専門学校があったことを思い出して誘ってみようという話になった」と海老原さん。同校教員の小松拓実さんは「学校でも産学連携に力を入れている。そこに地元からお声掛けがあったのは願ってもないこと。学生たちも自分たちが考えたものが店頭に並ぶ機会はめったにないので、いい機会になると思った」と話す。
同スイーツの販売は9月22日・10月2日の2日間、サカノウエカフェで行われる。同店の町山友康さんは、「今からドキドキしている。どんなスイーツになるか今から楽しみ」と話す。同店ではイベント期間中に、独自の猫スイーツの提供も行う。
そのほか、猫好きとしても知られる落語家の春風亭百栄さんによる「ねこりぱ寄席」、筆を使った「歌川国芳なぞり書き」、保護猫の「チャリティーコンサート」なども行う。これまで好評だったという参加店を巡るスタンプラリーやねこまつりツアーも継続して実施。ネコリパブリック東京の徳永有可さんは「ツアーには各店のイベントや限定スイーツが含まれているので、待ち時間なくねこまつりを効率よく楽しむことができる」と話す。同ツアーは9月22日、10月2日の11時~16時15分に開催予定。定員は各日8人。10月2日は定員に達しており、9月22日の参加費は4,500円。
海老原さんは「初回、2回目と多くの人に足を運んでもらった。これまで以上に、イベントをきっかけに湯島の清水坂・三組坂かいわいを訪れる人が増えるとうれしい」とほほ笑む。徳永さんは「今回は学生の参加もあるので、若い世代に保護猫の存在や取り巻く環境などを知ってもらえるきっかけにもなれば」とも。
10月2日まで。