東京都女子サッカーリーグ5部の第6節が7月12日、日本大学松戸歯学部グラウンド(松戸市栄町西2)で行われた。文京LBレディースはNU.Glanzに4対0で勝利した。
気温・湿度ともに高く、体力的に厳しさが予想される天候となった第6節。文京は前節10得点の勢いそのままに、リーグ首位としての貫禄をみせた。
前半立ち上がり3分。文京はDF中村が相手の一瞬の隙を捉えて相手ボールを奪取。右サイドに流れたFW大坪が縦パスを受けるとそのままキープし、クロスを上げる。逆サイドから走り込んできたMF菅原がヘディングで合わせ、早々に先制点を上げる。
その後も文京は攻撃の手を緩めない。MF菅原が「繰り返し練習してきた『パスをつなぎながらチャンスを狙うこと』が身について来ている」と話すように、8分には再びDF中村が相手クリアミスからボールを奪い、MF菅原、MF成瀬とつないでゴール。スコアを2-0とする。
18分には攻守にわたって活躍していたMF成瀬が相手との接触で負傷退場のアクシデント。それでも文京は焦ることなく22分。FW大坪が相手デフィンスを冷静に交わして、走り込んできたMF菅原にパス。MF菅原がうまくボールに合わせ、3-0となるゴールを決める。文京はその後も積極的にゴールを狙いに行くが、前半はこのまま折り返す。
前半に引き続き、後半も開始早々に試合が動く。開始20秒、負傷退場のMF成瀬に代わって入っていたMF三谷がゴール前でボールを受けると、冷静にループシュート。放たれたボールは放物線を描きゴールへ吸い込まれ、4-0とNU.Glanzを引き離す。
その後も試合は終始、足を止めなかった文京のペースで進んだが、両チームともにチャンスに決めきることができず、4-0のまま終了。文京は勝利で首位をキープした。
試合後、菊池望夢選手は「猛暑の中、一人一人集中を切らさずにチーム一丸となって戦えた試合だった。どんどん体力を奪われる中、仲間のミスを皆でカバーしながら無失点で終われたことはとても良かった」と振り返った。小谷真世選手は「今回のような暑さの中でも集中力を保ち続けることの重要性を再認識させられた。自分の選択したプレーに責任を持ちながら、次回以降も全員で勝ちにいきたい」と次節に向け意気込んだ。
文京は次の第7節、アウェーの東京外国語大学グラウンドで7月19日、同リーグ7位(7月12日終了時点)の創価大学と対戦する。