東京都女子サッカーリーグ5部の第5節が6月28日、関東村D1グラウンド（調布市西町290）で行われた。文京LBレディースは調布FCステラに10対0で勝利した。

試合の様子

　文京にとって勝利すれば首位昇格、負ければ3位降格というゲーム。相手はリーグ3位の調布FCステラ。気温、湿度ともに高い条件の中で、激しい体力の消耗が予想される試合となった。

　キックオフ直後の2分、文京は幸先よく菅原のコーナーキックを徳永が合わせて先制。この得点を機に文京が勢いに乗った。続く4分には戸枝、5分には大坪が立て続けにゴールを決め3-0。その後も相手選手へのプレスを強め、文京が試合を支配する。13分には徳永が、15分には戸枝がこの日2得点目となるゴール。続く17分と20分には菅原が立て続けにシュートを決め、スコアは7-0と文京のゴールラッシュが止まらない。22分には戸枝がこの日3得点目となるシュートを決めハットトリックを達成、前半を8-0で折り返した。

　後半も試合は文京ペース。前半の勢いそのままに大坪が34分、50分に2得点。戸枝に続いてハットトリックを達成した。守備陣も前節の反省を生かし、一切気を抜くことなく相手に自由にプレーをさせないことを徹底。試合はそのまま10-0のスコアで終了した。

　今節でチーム初のハットトリックを達成した戸枝美咲選手は「かなりの暑さで、体力的に厳しい試合だったが、たくさんの方の応援がとても力になった。練習で取り組んできたことを体現できたことが大量得点での勝利につながった」と試合を振り返る。ゲームキャプテンの大多和愛選手は「上位対決ということを強く意識して臨んだ。一方であまり硬くなることなく、のびのびとプレーできたのが良かった」と話す。

　文京は次の第6節、アウェーの日本大学松戸歯学部グラウンドで7月12日、NU.Glanzと対戦する。