湯島天神(文京区湯島3)で8月20日、白梅商店会主催の「ちびっ子広場」と盆踊りが行われ、約30年ぶりに昨年復活した「湯島音頭」などで今年もにぎわった。
地域住民の交流や防災力向上などを目的に同商店会の青年会が中心となって運営し、今年で12回目。ちびっ子広場では、同区を本拠地とする東京ユナイテッドFCがサッカー体験ブースを設け、同チームの選手や田嶋JFA協会会長が地域の参加者と交流した。また、湯島小学校太鼓クラブや湯島白梅太鼓、空手演武など地元で活動する団体によるステージ演目や、射的やベーゴマなどの昔遊び体験もあった。
同会青年部の大道寺勇人さんは「地元・白梅商店会の夏の恒例行事『ちびっ子広場』を湯島天神境内で行うようになったのは昨年から。今年も多くのボランティアや地域団体の協力を得て実施できたことはありがたい。末長く継続していくこと、地域の交流を絶やさず広げていくことが目標」と話す。
夕刻からの盆踊りでは、かつて地元で親しまれ、昨年、古い資料を元に指導者によって約30年ぶりに再現されたという「湯島音頭」を今年も実演。湯島白梅太鼓に合わせて多くの参加者が輪になって踊りを披露した。湯島小学校の教員らが櫓(やぐら)に乗り、小学生らと一緒に「湯島小音頭」を踊る場面なども見られた。