文京・菊坂跡見塾で新春かるた会 公式戦優勝は高校1年生

全日本かるた協会によるデモンストレーション

全日本かるた協会によるデモンストレーション

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 文京・本郷の菊坂跡見塾(文京区本郷5)で1月14日、「第3回菊坂かるた会」が開催された。跡見学園女子大学図書館の主催。

優勝した中沢優希さん、準優勝の島村玲那さん、全日本かるた協会のメンバー

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 同大かるた部は、過去2回の同会での功績や学校行事への貢献などにより公認クラブに昇格。今回は全日本かるた協会公認の公式大会として、同協会がトロフィーを用意し、学生も着物を着用しての参戦となった。

 当日は、全日本かるた協会による競技かるたのデモンストレーションの後、同大学や同学園中高のかるた部、一般募集した参加者らによるトーナメント戦が公開された。トーナメント戦では、区内在住の中沢優希さん(吉祥女子高校1年)が優勝、島村玲那さん(跡見学園高校2年)が準優勝。中沢さんには賞状とトロフィーが贈られた。

 中学2年から競技かるたを始めたという中沢さんは、週3回の部活動のほかに地域での自主練習なども続けているという。「体を使って札を取りに行く、スポーツとして楽しめるのが競技かるたの魅力」とほほ笑んだ。

 表彰式では、優勝者の中沢さんに賞状とトロフィーが贈られた。同協会の鶴谷智子さん(A級9段保持)が「読み手が札を読んだ瞬間に、相手の陣地に札を取りに行く攻めの姿勢が勝利へつながる」と、同大図書館の矢島新館長が「百人一首は昔日本人にとって一般教養の一つであり常識として暮らしの中にあった」と、それぞれ解説した。

 会場の菊坂跡見塾は2015年に同学園が取得・保存し、2016年3月に区指定有形文化財に指定された樋口一葉ゆかりの旧伊勢屋質店。

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