文京・目白台でかるた体験イベント 「かるたの街文京」発信の一環で

はかま着付けを体験した上江洲望美(うえずのぞみ)さんと望咲(みさき)さん

はかま着付けを体験した上江洲望美(うえずのぞみ)さんと望咲(みさき)さん

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 文京・目白台の肥後細川庭園「松聲閣(しょうせいかく)」 (文京区目白台1)で2月4日、体験イベント「松聲閣×かるた」が開催された。同区の主催。

尾崎紅葉筆・伝「板かるた」の実物展示

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 当日は、東京大学かるた会の学生による競技かるたのデモンストレーションと競技かるた体験、文京区書道連盟による「かな書道」体験などが行われ、整理券が配られるほどのにぎわいとなった。同日限定で、書道家・杉岡華邨(かそん)一門による百人一首びょうぶも展示された。

 はかま着付け体験もあり、同施設の庭園には、はかま姿で散策する参加者も多数見られた。小学4年生の双子姉妹・上江洲望美(うえずのぞみ)さんと望咲(みさき)さんは「和服を着るのは七五三以来」と言い、「寒いけれど面白かった」とほほ笑んだ。姉妹の母は「区の広報を見て興味を持ち足を運んだ。二分の一成人式のいい記念になった」と話した。

 会場では、跡見学園女子大学と全日本かるた協会によるパネル展も同時開催し、かるたに関する貴重な資料や競技かるたの歴史をたどることができるようにした。同大図書館の提供で、尾崎紅葉筆・伝「板かるた」の実物も展示。同館展示室では百人一首の新収資料を半年ごとに展示しているが、「板かるた」を一般公開したのは今回が初めてという。

 同区は、全日本かるた協会や強豪かるた会を有するメリットを生かし、漫画「ちはやふる」の人気で注目が高まる「小倉百人一首かるた」を活用した事業を展開している。2月24日に文京シビックセンター(春日)で開かれる国際交流フェスタでも、かるたブースやパフォーマンスステージを設ける予定。

 松聲閣でのパネル展は今月18日まで。

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