文京・本駒込の東洋文庫(文京区本駒込2、TEL 03-3942-0280)で5月3日~5日の3日間、同館とレストランをつなぐ中庭「シーボルトガルテン」で「インディアン・ビアガーデン」が開催される。
昨年の「ハワイ・デー」ビアガーデンのハワイアン・ショーの様子
現在開催中の企画展「インドの叡智展」(5月19日まで)では、太古のインダス文明に始まるインドの歴史をたどり、世界に影響を与え続けたインド文明圏の英知と魅力を紹介している。同展開催を記念して開くビアガーデン企画。当日はビールや各種ドリンクのほか、4種類のインドカレーやタンドリーチキンなどを販売。インド舞踊の特別ステージもある。
同館普及展示部研究員の篠木由喜さんは「『真の健康は身体・心・魂の3つのバランスを取るところから生まれる』というのはインドに伝わるアーユルヴェーダの教え。気持ち良い青空の下で、おいしいカレーとビールを頂ければ、身体・心・魂、バランスよく癒やされるのでは」と話す。
中庭をビアガーデンとして公開するのは昨年5月に続き2度目。前回好評だったことを受けて今年は3日間の開催となった。博物学や欧州における東洋学の発展に貢献したシーボルトの業績を記念する中庭は、同館が所蔵する最も著名な博物図鑑の一つ、シーボルト「日本植物誌」に掲載される実物の木々や花々が植えられている。シーボルトが長崎に残した妻の名「おたき」から学名が付いたとされるオタクサ(アジサイ)なども見られる。
開催時間は11時30分~18時30分(食事販売は17時30分まで、ドリンク販売は18時まで)。利用はミュージアム入館者に限る。入館料は大人=900円、大学生=700円ほか。雨天時はオリエント・カフェ内で開催。