酵母と小麦粉にこだわった自家製パン専門店「Bouquetin-Boulangerie(ブクタン・ブーランジュリー)」(文京区白山3)が5月15日、文京区白山の播磨坂下にオープンした。
古代小麦「スペルト小麦」で作ったシェフ一押しの「エポートル」
都内のベーカリー数店舗でパン職人としてのキャリアを積んだオーナーシェフの鈴木雄登さんは、自宅の一角を店舗に改装。妻の真澄さんと二人三脚で、昨年6月から開店準備を進めてきた。エントランスのアーチや家具メーカーに特注したショーケースなど、内外装に鈴木さんのこだわりを取り入れ、「ただ、パンを買うだけでなく、雰囲気を感じてもらえる店を目指した」。
約30種のパンは、全粒粉と水を合わせて作る発酵種、ルヴァンとルヴァン・リキッドを使い分け、小麦粉はVIRON社のトラディション・フランセーズとスペルト小麦を使用。価格帯は100円台から1,000円台までで、中心価格帯は300円程度。バゲット・サンドイッチも提供する。
「古代小麦」と呼ばれるスペルト小麦で作るフランスの伝統的な田舎パン「エポートル」が一押し。「初めは30種類程度から徐々に増やしていきたい」と鈴木さん。「アーチに植えたまだ小さなバラがだんだんと大きくなり、調度類も徐々に風合いを増していくように、地域に根付いて年月とともに味わい深くなっていくような店に育てたい」と意気込む。
営業時間は10時~19時(14時~15時は中休み)。日曜・月曜定休。