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文京・千石で初の一箱古本市「千石ブックメルカード」 出店者募集も

ポスターを手にする実行委員の松本貴子さん

ポスターを手にする実行委員の松本貴子さん

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 文京・千石地域初の一箱古本市「千石ブックメルカード」が10月20日、コミュニティースペース「千石たまご荘」(文京区千石4)などで開催される。

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 千石エリアの絵本の出版社やコミュニティースペース、お店の軒下などに、出店者の思いやこだわりが詰まった「段ボール一箱分」の古本店が並ぶ。紙芝居や街を背景に家族写真を撮影する「家族製本」など関連イベントやスタンプラリーも行う。

 「メルカード」とはスペイン語で「市場」のこと。イベントの発案者で実行委員長の松本貴子さんは「本を通じておしゃべりが生まれる市場みたいな場所にしたいという思いを込めた」と話す。千石在住在勤で、本好きが高じて書籍編集に就いた松本さん。「子どもの頃、母が地域の子どもたちに向けて家庭文庫のようなことをしていたのをいつかまねたいと思っていた。谷根千エリアのイベント『しのばずブックストリート』を知り、助っ人として参加したことで、自分の住む地域でもやってみたいという思いが募った」とほほ笑む。

 当日は、「たまご荘」がオムツ替えや授乳スペースを担うほか、童心社「KAMISHIBAI HALL」(千石4)での紙芝居とオリジナル絵本作りワークショップなども地域活動の関係性から実現したという。「年に1度なら、少しずつなら、小さくなら、自分が住んでいる地域でも、本と人をつなぐお手伝いができるかもしれないと、チラシ作りから始めた。近隣のデザイナーやカメラマン、小学校での朝読書のお手伝い仲間など、活動に賛同する仲間が次第に集まり、イベントのアイデアも広がった」と松本さん。「複数の絵本出版社もある千石が、『本と絵本のまち』として認識されたらすてき。もし今回の活動が出店者にも来場者にも喜ばれるものとなったら、定期的に続けていきたい」とも。

 開催時間は13時~17時。雨天決行。実行委員会では9月30日まで出店者を募集している。申し込みはメールまたはフェイスブックのイベントページで受け付ける。

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