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文京のシード本社で入社内定者らが盲導犬体験 社会との関わり知るきっかけに

内定者による盲導犬体験

内定者による盲導犬体験

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 コンタクトレンズメーカー「シード」本社(文京区本郷2)で10月1日、新卒内定式が開催され、新入予定社員を対象に盲導犬体験が行われた。

シード社長の浦壁昌広さん、アイメイト協会代表理事の塩屋隆男さん、盲導犬とシード内定者たち

 「『見える』をサポートする企業」として、視覚障がい者への支援や盲導犬育成支援などの社会貢献事業を展開している同社。主力商品であるコンタクトレンズの売り上げの一部を「アイメイト協会」などへ寄付し、視覚障がい者の自立支援にも取り組んでいる。2018年度は1200万円を同協会に寄付した。

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 この日は寄付金贈呈式と新卒内定式が同時に行われた。今年が初の試みという。同社では例年、入社式で全新入社員に盲導犬体験を行っているが、入社までに自分がどのように社会に関わっていくかを考えるきっかけを作ろうと内定式でも盲導犬体験を行うことになった。

 アイメイト協会代表理事の塩屋隆男さんは「盲導犬というと、利口な犬が見えない人を引っ張って歩いていると誤解されがちだが、盲導犬という犬種がいるわけではなく、訓練された犬がいるだけ。犬が訓練されるというのは人からコントロールされることを覚えているにすぎない」と話す。「当協会では、盲導犬を使いたい視覚障がい者に4週間泊まり込みで120キロの歩行訓練を行っている」とも。会場では塩谷さんの話に驚きの声を上げる出席者の姿もあった。

 塩屋さんによると、同協会は1957(昭和32)年に日本で最初に視覚障がい者と盲導犬のペアを世に送り出し、これまで1374組のペアが誕生したという。「人が主役、その人の目の役を犬が担っているとの意味から『アイメイト』、目の仲間と呼んでいる」と塩屋さん。

 盲導犬体験を終えた出席者からは「(盲導犬が)とても頼もしかった。訓練を受けている犬なので安心感があった」「見えないことがどれだけ不安な状態か感じることができた」などと話していた。

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