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茗荷谷の「てんしん書房」が2周年 子どもたちの「ただいま」に支えられ

店主の中藤智幹さんと妻のあおいさん

店主の中藤智幹さんと妻のあおいさん

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 文京・茗荷谷の児童書専門店「こどもの本屋 てんしん書房」(文京区小石川5)が10月2日、オープン2周年を迎えた。

「こどもの本屋 てんしん書房」店内の様子

 東京メトロ・茗荷谷駅から教育の森公園沿いに湯立坂を下った右手にある、木製引き戸が特徴の同店。レジカウンターからは近隣の子どもたちの行き交う姿も見渡せる。

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 「午後になると、学校帰りの子どもが「ただいま」と扉越しに一声かけて通り過ぎていく」と話す店主の中藤智幹さんは「2周年と言っても特別なことは何も考えていない。毎日子どもたちとじゃれ合っているうちに日が暮れ、淡々と過ごしているうちに2年たってしまった」と笑顔を見せる。

 共に店を切り盛りする妻のあおいさんは「ランドセルを背負って入店する子を『寄り道しちゃダメ』と追い出したり、プールや塾へ行く子に『言ってらっしゃい』と声を掛けたり、本を見に来た子と向かいの公園まで遊びに付き合ったりと、それなりに毎日忙しい」と話す。

 「レジカウンターから通りを眺めていると、子どもたちの様子はよく分かる。あの子はプールの日だなとか、今日は塾サボったのかなとか。まるで定点観測」と智幹さん。「開店当初はベビーカーに乗っていたのに歩けるようになっていたり、園児だった子が小学生になっていたりと、来店する子どもたちの成長が何より2年の変化を実感できる。1年生のうちはおとなしいが、2年生になると社会性を身に付けいきなり生意気になったりして(笑)。こっちが遊ばれてると思うこともある」とほほ笑む。

 今月は、妻のあおいさんが「母の友」11月号の一般公募で入選して作家デビューを果たすなど、祝い事が続いた。中藤さん夫妻は「2周年はようやくつかまり立ちができた感じ。本屋業界は苦戦が続いているが、一歩ずつ前進して、3周年には走り回れるくらい成長していたい」と意気込む。

 営業時間は10時~日没。月曜定休。

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