文京・小石川のすずらん通りで10月20日、「小石川マルシェ」が開催された。
2011(平成23)年から初夏と秋の年2回開催している同マルシェ。18回目となる今回は、産地直送の野菜を売る「齋藤商店」や焼き鳥弁当「鳥熊」など24のブースが軒を並べた。
区内にキャンパスのある跡見学園女子大学コミュニティデザイン学科の学生は、同大の連携先である山形県の高原野菜を販売。会場設置や撤収もボランティアで手伝った。
焼き菓子と総菜を販売する「Okaeri(おかえり)」(文京区千駄木2)店主の濱彰子さんは「毎回楽しみにして来てくれるお客さんが多く、とても地域に根づいたイベント。小石川マルシェをきっかけに、千駄木の店まで足を運んでくれる方も多い」と話す。
実行委員の杉田幸一郎さんは「地域を盛り上げるために(マルシェを)始めて9年がたった。小石川には、区外から転入してきた30代後半から40代前半の人が多い。地元の良さを知ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。「『ちょっといい普段』をキャッチフレーズに、小石川の心地よさをアピールしたい」とも。
毎年、秋の開催分は9月、初夏の開催分は4月ごろに出店者を募集している。次回開催についてはホームページで確認できる。