東京ドーム(文京区後楽1)で開催されていた「ふるさと祭り東京2020 日本のまつり・故郷の味」で最終日の1月19日、「第11回全国ご当地どんぶり選手権」の結果発表と表彰式が行われた。
グランプリ・観光庁長官賞を受賞した「出雲 日本海」(島根県)の「のどぐろ丼」
全国各地の伝統の「祭り」や「ふるさとの味」が一堂に集まる「ふるさと祭り東京」。12回目となる今年は1月10日~19日の10日間行われ、44万3237人が来場。会期中の来場者数は過去最多となった。
全国ご当地どんぶり選手権では、本選に出場した計14の丼のうち、島根県の「のどぐろ丼」がグランプリ・観光庁長官賞を受賞した。「のどぐろ丼」は前回に続き2度目のグランプリ獲得を果たし、「殿堂入りどんぶり(殿丼=でんどん)」となった。
準グランプリは北海道の「十勝牛とろ丼」、3位は鹿児島県の「志布志発 かごしま黒豚三昧」、4位は大分県の「寒ブリ漬け丼(熱めし丼)」、5位は北海道の「北海ねばとろ海鮮丼」が、それぞれ受賞した。
グランプリ受賞の「のどぐろ丼」を提供した「出雲 日本海」の加田義憲さんは、「前回は平成最後のグランプリとなり、今回は令和最初のグランプリを獲得することができた。この1年間のプレッシャーは大きかったが、サポートしてくれた漁師の方々の思いもお客さまに届けるという気持ちで臨んだ。賞金は出雲市に全額寄付し、少しでも地域に貢献したい」と話した。
グランプリには賞金50万円、準グランプリには賞金30万円、第3位には10万円と、それぞれ副賞が贈られた。
ふるさと祭り東京実行委員会・総合プロデューサーの岡崎慎さんは、「『ふるさと祭り東京』で楽しんだ味やお祭りを、今度は実際にご当地に足を運んで、ご当地の雰囲気の中で体験していただきたい」と呼び掛けた。「さらにステップアップする来年のイベントにも期待してほしい」とも。
ふるさと祭り東京は2021年も開催予定。