キーコーヒー(港区西新橋2)が現在、東京ドーム(文京区後楽1)で「キーコーヒー100周年カフェ」を期間限定出店している。
同所で現在開催している「東京国際キルトフェスティバル~布と針と糸の祭典」「テーブルウェア・フェスティバル2020~暮らしを彩る器展」に合わせて出店している同店。キーコーヒーは、1920年横浜市中区福富町で創業し、今年8月に創業100周年を迎える。同店では、創業時に作られたブレンドコーヒーの味を再現した「創業ブレンド」を提供する。
経営企画部広報チームの福角彩さんは「まだ日本でコーヒーが高価な嗜好(しこう)品だった100年前に創業した当社は、欧米(おうべい)への憧れの延長にあったコーヒーを日本に取り入れ、日本の食文化に影響を与えてきた。甘さのついた希釈タイプのコーヒーシロップや缶詰入りのコーヒー粉を発売するなど、コーヒーを通じて日本の食がさらに豊かになるよう尽力してきた。限定カフェではその歴史の一端を紹介する展示も楽しんでいただけたら」と話す。福角さんは今年入社3年目。「就職活動中、創業から100年近い歴史のある企業に興味を持った。学生時代からカフェ巡りが好きだったこともあり、当社への入社を決めた。100周年事業を担当することになり、思い入れもひとしお」とほほ笑む。
マーケティング本部の橋本啓佑さんは「キルトフェスティバルとテーブルウェアフェスティバルにはこれまでも出店してきたが、『創業ブレンド』の提供は100周年を記念した今回限り。ぜひ多くの方に味わってほしい」と話す。「キルトもテーブルウェアも、暮らしを豊かにすることがコンセプト。コーヒーを味わうことでさらに彩りを添えられたら」とも。
会場では、「東京国際キルトフェスティバル」と「テーブルウェア・フェスティバル」のそれぞれで、イベント限定のクッキーなども販売する。
創業ブレンド=700円、ケーキセット=1,200円、ミックスサンドセット=1,200円、焼き菓子=160円~。
営業時間は各イベントの開催時間に準じる。入場にはイベントの入場券(2,200円)が必要。2月10日まで。