新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、文京区内でも休館するミュージアムが相次いでいる。
「トーキョーアーツアンドスペース本郷(TOKAS)」(文京区本郷2)は2月28日、「東京都の方針に則り、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防止する観点から、2月29日~3月15日の間、展覧会をはじめとする主催事業を休止または中止する」とホームページなどで発表。22日に公開したばかりの企画展「停滞フィールド」も中止とした。
東京都水道歴史館(本郷2)は2月29日~3月15日、森鴎外記念館(千駄木1)は3月2日~15日、文京ふるさと歴史館(本郷4)は3月2日~16日、東洋文庫(本駒込2)は3月3日~17日、それぞれ臨時休館する。印刷博物館(水道1)は29日から、「当面の間、休館」としている。
東京ドームシティ内の「Gallery AaMo(ギャラリーアーモ)」(後楽1)は、2月1日から開催中だった企画展「うたの☆プリンスさまっ♪『Another World~WHITE&BLACK~』」を2月29日~3月8日、中止すると発表した。
東京ドームシティ内の宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)」(後楽1)は3月2日~19日、時間を短縮して営業する。変更後の営業時間は11時~20時(最終入館19時、土曜・日曜・祝日は10時~)。
企画展「もうひとつの歌川派?!」を開催中の弥生美術館(弥生2)と、企画展「はいからモダン袴スタイル」展を開催中の竹久夢二美術館」(同)は、それぞれ会期中に予定していたギャラリートークの中止を発表した。現在のところ、両展は開催中。「今後、(企画展が)中止となる可能性もあり、その場合は美術館公式ホームページにてお知らせする」としたうえで、来館者への健康への留意を促し、開館している。両展は3月29日まで。