文京・春日のイタリアン酒場「SORRISOLE(ソリッソーレ)」(文京区春日1、TEL 03-5840-9715)は店頭で5月8日から、ポップアップショップ「Wine Shop & 青空スタンド タチバナ酒店」を始めた。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛要請を受け、短縮営業とテークアウトに取り組む同酒場。フードメニューのほかに、期限付き酒販免許を取得し、「タチバナ酒店」として酒の販売を始めた。イートインで提供しているボトルワイン(主にイタリア産)や各国のクラフトビールをテークアウト価格として30%引きで販売する。
運営する「ROOTage」(文京区小石川1)代表の川瀬亮太さんは「世界中がコロナの影響で大きな被害を受けている。イタリアのワインやビールを販売して少しでも支援したいという思いもある。今回のコロナ関連の特例で得た期限付酒類小売業免許の有効期限は6カ月だが、ニーズがあれば酒販免許を取得して営業を続けたい」と話す。「生ビールや自家製サングリア、シチリア産有機レモンを使ったオリジナルレモンサワーのカップ売りなど、イタリア料理店ならではのラインアップ。ワインの量り売りもあり、通常のイートインのように、少しずついろいろな種類を飲みたい方や、フルボトルでは飲み切れないというニーズにも対応する」とも。
店主の橘良一さんは「イタリアでワインを学んだ経験を生かして、自店のテークアウトフードだけでなく、他店での購入品や今夜のおかずなどをヒアリングして、合うワインを提案する。コンビニやスーパーとは違う、飲食店ならではのスタイルで、コロナ自粛の『自宅飲み』に新たな選択肢を提案したい」と意気込む。
ワイン量り売り200ミリリットル=400円~、生ビール(カップ)=350円~、シチリア産レモンサワー(カップ)=400円、ワインフルボトル=1,200円~、フード=880円~。
営業時間は15時~19時。定休日は「SORRISOLE」に準ずる。