社会人サッカークラブ「東京ユナイテッドFC(フットボールクラブ)」が小石川税務署(文京区春日1)と本郷税務署(西片2)の広報大使に就任し、11月5日に小石川税務署で就任式が行われた。
就任式にはチームを代表して椿健太郎選手と川越勇治選手が出席。小石川税務署の高本昌宏署長から委嘱状が、本郷税務署の横矢寿彦署長からは広報大使のたすきがそれぞれ渡された。
小石川運動場をホームグラウンドとし、地域活動を精力的に行っている同チーム。小石川・本郷法人会主催の児童向け租税教育・社会貢献イベント「わくわくスポーツフェスタ」にも毎年協力してきた。今年は同イベントが新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、同法人会が選手らを広報大使に推薦したことから、就任が決まった。
同チームの共同代表で総監督の福田雅さんは「椿選手は文京区役所勤務、川越選手は税理士を目指し活動するなど、税に縁のある2人。税の知識や仕組みを考えるきっかけになれば」と話す。
川越選手は「まだJリーグのチームではない自分たちが、税務署の広報大使に就任させてもらえたことはありがたいし光栄なこと。責任重大だができることをやっていきたい」と意気込む。
当日は、広報大使の初仕事として確定申告期に向けた広報用動画の公開撮影や、同チームが行う新たな租税教育活動となる「税金クイズ動画」の制作発表も行われた。PKのゴールしたサイドで正解発表される形式のクイズ動画を視聴し、国税庁e-Taxキャラクター「イータ君」が椿選手のシュートをセーブする場面になると、椿選手は「見事なセーブを見せてくれてびっくりした。ぜひ東京ユナイテッドFCに加入してほしい」と話し、会場の笑いを誘った。