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文京シビックセンターで若手アーティスト作品展 アトリウムにアートウオール

キュレーターを務めた一ノ瀬健太さん、作品の前で

キュレーターを務めた一ノ瀬健太さん、作品の前で

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 文京シビックセンターで現在、「アートウォールシビック」の12月展示「誰も通らない廊下だけど…密(ひそ)かに藝(愛)が育まれてるんだぜ展」が開催されている。

現代美術家の善養寺歩由(ぜんようじあゆ)さん

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 「アートウォールシビック」は、文京区が若手芸術家への支援の一環として、創作意欲向上のための発表機会の提供と、シビックセンター来庁者に向けて身近に芸術と触れ合える場を提供する目的で、地下1階アトリウムを囲む回廊をギャラリーとして提供するもの。

 出展者は、昨年4月に湯島・上野・御徒町かいわいの商店主らと若手アーティストにより結成した「藝(げい)を育むまち同好会」。これまでにも湯島の梅まつりに合わせた商店街でのアートイベントなどを開いてきた。代表の大道寺勇人さんは「現在、若手アーティストの露出する場は非常に少なく、彼らを育む環境が少ないという話を聞き、活動を始めた」と話す。「東京大学を中心とする文豪エリアに現代アーティストを参入させるなどして、区内でこれまでにない文化的な興隆を促したい」と意気込む。

 同展の参加アーティストは、キュレーターを務めた一ノ瀬健太さんをはじめ、現代美術家の善養寺歩由(ぜんようじあゆ)さんと佐々木怜央さん、美術作家の伊藤久美子さん、現代美術家・写真家の「トミモとあきな」さん、作家のツルタシュリさん、書家のうどよしさんら。

 大道寺さんは「区も若手アーティストを育む要素がありながらつながりがないように感じる。(同会の活動が)気楽にアートと接するきっかけになれば」とほほ笑む。

 開催時間は区役所の開館時間に準じる。入場無料。12月27日まで。

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