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文京・本駒込にシイタケとかんきつ類に特化した無人販売店 「偏愛」テーマに

「偏愛ソロショッピング」の無人販売棚

「偏愛ソロショッピング」の無人販売棚

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 文京・本駒込の複合スペース「ことことことぶき」(文京区向丘2)が店舗リニューアルに伴い、無人販売所「偏愛ソロショッピング」を開設した。

「偏愛ソロショッピング」

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 コロナ禍における営業スタイルを意識して4月3日にリニューアルオープンした同店。開放的なバーカウンターを中心とするカジュアルダイニングや、日中のコワーキングスペース、打ち合わせの場などを提供する店内の一角に、非接触型店舗の試みとして一度に1組のみ入店できる「ソロショッピング」型の無人販売所を開設した。

 取り扱う商品は、期間限定の出店者による入れ替わり制で、現在は「椎茸(しいたけ)祭」のシイタケと、「みかん」のかんきつ類のほか、「青山ブックセンター本店」の選書による食関連書籍を提供している。店内の無人棚には、店舗限定・数量限定商品として少量から試せる「椎茸祭」の「おいしい椎茸だし100mlボトル」や「鍋だし3袋入」、「みかん」のサブスクリプション商品として「柑味(KAN-MI)」の開店記念「柑味(KAN-MI)限定食べ比べセット」(以上500円)など、出店者による「偏愛」の商品が並ぶ。

 同店を運営する「流動商店」の三文字昌也さんは「全国のあらゆる種類のミカンやシイタケ、だしを取り扱い、さらにそれらの原材料に関わる関連図書を通じて『深い買い物体験』を提供する」と話す。「余計なことを気にすることなく、いつも以上に色や香りを感じ、関連書物を読むことでより深く商品を知っていただきながら関係性を築くのが目的。他のお客さんや店員など誰からも邪魔されることなく、かんきつとシイタケの世界に入り浸ることができる」とほほ笑む。

 「『みかん』の代表とは、大学の先輩後輩の仲」という三文字さん。「かんきつに入れ込んでテレビ出演したほどとがって有名な彼から、東京で無人販売所をやりたいと相談を受けたのがきっかけ。複合スペース改装のタイミングに合致し、椎茸祭さんや青山ブックセンターさんともつながった」と振り返る。「(店は)大観音通りから住宅街に入る路地の角にあり、朝夕の通勤通学の方や住民の方の通行がとても多い中、本当の地元の方に使っていただける『場』を作りたいと思っていた」と言う三文字さん。「こだわりのものが気軽に買える無人販売所が、本当に『地元の方』向けのサービスになっていけたら」と意気込む。

 営業時間は11時~16時(水曜を除く)、18時~23時。月曜・火曜定休。

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