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文京で「文の京ハートフル工房」 3年ぶりに

「文の京ハートフル工房」会場正面の大画面に映されたロゴ

「文の京ハートフル工房」会場正面の大画面に映されたロゴ

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 文京シビックセンター(文京区春日1)地下2階の区民ひろばで1月24日、「文(ふみ)の京(みやこ)ハートフル工房」が開かれた。

「文の京ハートフル工房」会場の様子

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 ハートフル工房は、区内の障がい者施設で作られた自主製品などを、障がいのある当事者が店員となって販売するイベント。2015(平成27)年に始まり、新型コロナウイルスの流行による中止や同センターの改修工事に伴い、2020年以降はパネル展や作品展、出店団体数を減らして代替会場での小規模な販売会などを企画し、活動を継続してきた。同ひろばでの販売会開催は3年ぶり。

 今回は6団体が出店し、さをり織りや刺しゅうを施したバッグやコースター、革小物、パンや焼き菓子など自主生産品の販売を行った。会場を訪れた人々からは「チラシを見て楽しみにしていた」「区民ひろばで再開してくれてうれしい」などの声があがり、開場20分でパンが完売したワゴンもあった。

 区の福祉部障害福祉課就労支援担当の佐原英瑠さんは「久しぶりの開催なので準備に戸惑うこともあったが、笑顔で接客する施設職員や利用者の姿に安堵した」と話す。「コロナ禍を経て、来場者との何気ない会話も貴重な機会だと再認識できた。即売会ならではの地域交流の場になれたのでは」とも。

 区の就労支援センター長の藤枝洋介さんは、「微妙な編み目や色合いの違いが特徴的な『1点もの』を手に取ってじっくり選んでいただくことができ、あらためて即売会の良さを感じた」と話す。「次回は10団体の出店を目指して準備を進めている。ぜひ『自分だけの宝物』を見つけに来てほしい」と期待を込める。

 次回は2月28日を予定。開催時間は11時~14時30分。入場無料。

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