
「第33回文京区都市交流フェスタ」が3月7日・8日の2日間、文京シビックセンターと礫川公園(文京区春日1)で行われた。主催は文京区。
同フェスタは区と友好・交流関係にある都市や団体が一堂に会し、地域間の相互理解と連携を促進する目的で毎年実施。物産販売や文化体験、ステージパフォーマンスなどを通じて各地の魅力を発信した。
両日、熊本県や沖縄県うるま市など、国内外20以上の自治体や関係団体、大使館が参加し、多くの来場者でにぎわった。会場には熊本県の「くまモン」や茨城県常総市の「千姫ちゃま」など9体のご当地キャラクターも登場。子どもたちとの記念撮影に応じる姿も見られた。
今回初出展した愛知県東浦町は徳川家康の母「於大の方」の出生地で、区内にある傳通院(小石川3)に墓があることが縁となり参加。東浦町商工振興課課長の磯村輝人さんは「文京区での反応の大きさに驚いた。イベントをきっかけに東浦町に興味を持ち、訪れる人が増えることを期待している」と話す。
文化体験コーナーでは、東京大学(本郷7)の学生団体「東大かるた会」が競技かるたを実演。同会代表の程島智大さんは「かるたの魅力は競技としての面白さはもちろん、文化的な側面もある。イベントを通して多くの方に発信していきたい」と話していた。
同区観光都市交流課長の堀越厚志さんは「今年も9000人以上が来場し、地域間交流への関心の高まりを実感した。今後も文京区と交流やつながりがある都市との交流を進めながら、文京区の魅力を発信していきたい」と話す。