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東京ドームシティに「ゴジラAR」 屋外で実物大ゴジラと戦う

東京ドームの長岡勤社長(左)と、Graffityの森本俊亨CEO(右)

東京ドームの長岡勤社長(左)と、Graffityの森本俊亨CEO(右)

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 東京ドームシティ(文京区後楽1)アトラクションズで12月17日、屋外型AR(拡張現実)アトラクション「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」が始まる。

屋外型ARアトラクション「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」のメインビジュアル

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 同アトラクションは、AR企画・開発の「Graffity(グラフィティ)」(渋谷区)と共同開発したもの。専用のヘッドマウント・ディスプレーを装着した参加者が、最大10人で同時に協力しながら、実物大のゴジラと戦う体験ができる 。実物大のゴジラを体験できる常設型・屋外型・同時多人数対応のARアトラクションとしては世界初の試みだという。

 オープンに先立ち15日に行われた記者発表会で同社の長岡勤社長は「企画の始まりから3年ほどかかった。ゴジラを使ったXRアトラクションを作ろうと、夢やアイデアが少しずつ具現化していった」と振り返る 。

 開発コンセプトは「でかい、怖い、すぐそこに」 。グラフィティCEOの森本俊亨さんは「現実の建造物と比較することで、ゴジラの巨大さをリアルに体感できる。視覚だけでなく、立体音響や振動デバイスで『そこにいる』空気感にこだわった」と説明する。CGは『ゴジラ-1.0』などの「白組」が担当。白組の上西琢也さんは「本編モデルを元にしており、本物が目の前で動いている『存在感』を味わえる」とコメントを寄せている 。

 質疑応答では、開発担当者の塚本英成さんが苦労した点について、「街にリアリティーを持ってゴジラが立たないと意味がない。天候や時間帯に合わせて調整を突き詰めた」と明かした 。新規事業室の下山大輔さんは「プロジェクトの原点は『人と人とのつながり』。感情を揺さぶる『熱狂体験』を提供したい」と話す。テスト体験時の反応について「1人より10人で体験することで、参加者の間に『熱気』が生まれる」と手応えを語り、体験のベストアングルには「バイキングゾーンから見るゴジラと観覧車『ビッグ・オー』とのツーショット」を挙げる。同社は年間10万人ほどの利用を目指す 。

 長岡社長は「見上げるゴジラの大きさ、迫力を体感してほしい。実際に体験して感動を味わってもらえれば」と呼びかける 。

 料金は1,300円。体験時間は10分ほど。対象は10歳以上(10~12歳は要保護者同行)。

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