フクダ電子アリーナ(千葉市中央区川崎町1)で8月2日、東京都社会人サッカーリーグ1部第9節が行われ、LB-BRB TOKYOは東京海上日動サッカー部に1対2で敗れた。
LB-BRB夏の4連戦の第3戦。相手は昨季まで関東リーグ2部に所属していた、今季の優勝候補・東京海上日動サッカー部。互いに今節まで無敗をキープする上位同士の一戦となった。LB-BRBにとっては、メーンスポンサーであるフクダ電子(文京区)がネーミングライツを持つフクダ電子アリーナでの負けられない試合でもあった。
緊張の1戦で先にペースをつかんだのはLB-BRB。前半6分、相手のファウルからMF森田が右サイドでフリーだったMF川越へ。「もうゴールしか見えなかった」と振り返るミドルレンジからの強烈なシュートで、LB-BRBが先制点を決める。
その後は再三にわたってLB-BRBがチャンスを作るも、あと一歩のところで決定力を欠く。東京海上は徹底した両サイドの裏へのロングボールを放り込み好機をうかがう。試合が動いたのは前半30分、LB-BRBは左サイド裏へ放たれたロングボールを辛うじてクリア。相手にコーナーキックを与えると、相手MFに頭で合わせられ1対1の同点とされる。
前半を同店のまま終え、迎えた後半。LB-BRBは好調のFW砂川を投入し決勝点を狙う。しかし後半2分、自陣ペナルティーエリア付近への相手GKのパントキックに不意を突かれる。DF浅海が相手と競り合うも、こぼれたところを相手FWに強烈なボレーシュートを決められ逆転を許す。
LB-BRBは気持ちを切り替え、ゴールを目指すも1点が遠い。終盤になっても互いに精力的なプレーが続いたが、互いにチャンスらしいチャンスをつくりきれない。再び試合が盛り上がりを見せたのは、後半ロスタイム。パスを受けたLB-BRBの砂川がペナルティーエリア内に侵入し、左足でシュートを放つも相手GKがスーパーセーブ。すかさずこぼれ球に波状シュートを浴びせるも、相手GKが再三のビッグセーブ。チャンスでゴールをこじ開けることができず、ここで試合終了のホイッスル。
試合後、福田雅監督は「力負け。どちらに転んでもおかしくなかった試合だったが、それをモノにできなかったのは勝負弱さの証し。悲観はしないが、結果は真摯(しんし)に受け止めたい」と悔しさをにじませた。古賀久善選手も「久しぶりの先発出場の機会だったが、失点に絡むなど、個人としてもチームとしても結果を出せずに悔しい」と試合を振り返った。その中で主将の大山元輝選手は「この試合の反省を生かして次に勝つことが大事」とチームを鼓舞した。
LB-BRB TOKYOの第10節は、フクダ電子アリーナで8月9日、同リーグ10位(8月2日終了時点)の三菱東京UFJ銀行と対戦する。