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駒本小で「首都直下地震サバイバル」学習会 被災時のトイレの重要性確認

防災啓発ボランティア団体「ご近所de BOSAI」代表の北尾あきこさん

防災啓発ボランティア団体「ご近所de BOSAI」代表の北尾あきこさん

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 首都直下地震サバイバル「ご近所でスムーズに! 安否確認 無事ですタオルの学習会」が3月13日、文京区立駒本小学校(文京区向丘2)で行われた。

イベントの様子

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 防災啓発ボランティア団体「ご近所de BOSAI」が主催する企画で、今回で24回目。跡見学園女子大学の鍵屋一教授を招き、区内外からの参加者20人程度が首都直下地震を想定した普段からの心構えや、被災時にどのように行動すべきかを学んだ。

 前半は、同団体代表の北尾あきこさんが、発災直後の安否確認の方法として、黄色いタオルを玄関に掲げることの重要性を訴えた。「黄色いタオルを掲げることで迅速に安否確認できれば、無事ではない家の救助に時間を割くことができ、避難の必要がある際に効率的に声がけができる」と話す。

 後半の鍵屋さんの講演では、トイレの備えと普段からの人、地域のつながりが、首都直下地震から生き延びるために極めて重要であることを強調した。「人は1日5回、トイレに行く。災害時において、トイレの不足は命を奪い避難生活を壊すものであり、何が何でもトイレを確保しなければいけない」「被災した際には、人や地域とのつながりがとても大切になる。普段からご近所力を養っておくことが安心安全の源泉になる」と強調する。

 参加した篠木一拓さんは「被災時におけるトイレ不足の話を聞いて、携帯トイレの重要性を再確認することができた」と話す。

 終了後の懇親会では、参加者同士の自己紹介を通じて地域とのつながりを確認し合った。参加した水上成憲さんは「懇親会のおかげで、自分と同じように地域とのつながりを大切にしている人がたくさんいることを実感できて、とても勇気づけられた。ご近所力をどんどん高めていきたい」と話していた。

 次回の首都直下サバイバルは3月29日、ワークスペースさきちゃんち(白山2)で開催予定。

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