文京区湯島のネコリパブリック東京(文京区湯島3、TEL 03-5826-8920)で3月7日と9日、猫好きの独身男女向けの婚活イベント「ねこんかつ」に向けた「ねこんかつセミナー」が開催された。
ネコリパブリック東京と楽天O-netが共催した同イベント。26日に同店で開く「ねこんかつ」に向け、「恋の仕方を忘れてしまった独身男女に恋の仕方を思い出してもらう」ことをコンセプトに開いた。
講師にオーネットの平田美佐さんを招き、7日は女性向け、9日は男性向けにセミナーを実施。「男性と女性と考え方が違うということを理解してもらえるきっかけとなった」と同店の神田直美さん。参加者からも「(セミナーをきっかけに)婚活を始めてみようと思った」という声が聞かれたという。
一連のイベントを企画した背景について、オーナーの徳永有可さんは「将来的に保護猫の引き取り手になってもらえればという思いがある」と話す。保護猫の譲渡には現在、法令などで条件は設定されていないというが、「一般に独身の人に向けての譲渡は、夫婦や家族世帯に比べて審査基準が厳しくなる。特に独身男性はもっとも審査が厳しくなってしまう」と徳永さん。
神田さんも「そもそも1人でペットを飼育するのは大変なことが多い。パートナーと助け合って子どもを育てるように力を合わせれば、猫が好きという以外に共通点がないようなカップルでもすんなり家族になれると思っている」と話す。「お見合いやパーティーの場では、緊張してしまって素の自分が出せない人も、猫の前では自然と笑顔になれ、場も和やかにのでは」とも。
ねこんかつでは、独身男女それぞれ7人を募集(参加費3,500円、女性は定員締め切り)。三組坂上のサカノウエカフェ(同区湯島)で、自己紹介やクイズゲーム、猫オリジナルスイーツを一緒に味わうなど親睦を深めた後、ネコリパブリック東京に移動。同店内の「猫部屋」でフリータイムとなる。
徳永さんは「将来ねこんかつを通して生まれた新しい家族に、保護猫を譲渡できるようになったらうれしい。一度きりのイベントではなく、継続に開いていきたい」と意気込む。