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文京・関口のクラフトビール醸造所1階にビア・バー「グランズー」

神田川沿いの緑に映える外観。クラフトビア・バー「グランズー」のオープニング・レセプションの様子。(2019年5月26日撮影)

神田川沿いの緑に映える外観。クラフトビア・バー「グランズー」のオープニング・レセプションの様子。(2019年5月26日撮影)

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 クラフトビア・バー「グランズー」が5月28日、文京区関口の「グランブルー」が運営する小規模醸造所「カンパイ!ブルーイング」1階にオープンした。

「グランズー」店内の様子

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 「グランズー」で提供するビールは、「神楽坂セゾン」「希望の坂ライムライトエール」「胸突坂IPA」の3種。今春よりクラフトビール(発泡酒区分)の醸造を始めた「カンパイ!ブルーイング」で醸造したもので、それぞれ近隣に実在する坂の名前が付けられている。

 「カンパイ!ブルーイング」社長の荒井祥郎さんは「色や香りなど、ビールのイメージに合う坂の名前を付けていく。例えば『胸突坂』は、胸を突くような苦みと香りのイメージ。今後は常時7~8種類のさまざまな個性のビールを提供していきたい」と話す。

 まちづくりや都市計画の仕事をしてきたという荒井さん。「この辺りは緑豊かで川もきれいになり、駅からも近く、ポテンシャルの高いエリア。小さな印刷工場がなくなって、次々とマンションや駐車場になっていくのがもったいないと考え、数年前に古家付きで土地を購入した」と話す。埼玉県のビール醸造所「SHIKI BEER」で研修を積み、クラフトビール醸造所として建屋を新築。オープンに至った。荒井さんと「グランズー」社長の横田典行さんとは旧知の仲。荒井さんの所有する別の建物でも、横田さんがレストラン「ズーガンズー神楽坂店」を経営しているという。

 荒井さんは「大手が造るビールはピルスナーばかり。クラフトビールはさまざまな種類が楽しめる。今後は、季節ごとの旬のフルーツを使ったビールなども提供していきたい」と意気込む。「近隣のギャラリーや工房ともコラボして、気軽に人が集まって、周辺に広がっていくような『まちづくり』に貢献したい」とも。

 「(同店では)金沢港直送の魚や、『ズーガンズー』でも人気のワニ肉やカンガルー肉を使った料理、ビールに合わせたオリジナルカレーなどを提供する」と横田さん。

 営業時間は17時~23時。日曜・祝日定休。

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