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文京で「谷根千宅配便」 飲食店有志がデリバリー

「谷根千宅配便」配達の様子

「谷根千宅配便」配達の様子

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 谷中・根津・千駄木エリアの飲食店有志が協力して、周辺エリアへのデリバリーを行う「谷根千宅配便」の取り組みが始まっている。

「谷根千宅配便」スタッフと「TOKYOBIKE」のみなさん

 「谷根千宅配便」は、協力店が電話による注文を集約して、飲食店のスタッフが配達員となり、直接注文先へ各店舗の弁当や総菜、パン、デザートなどを届けるもの。1回の注文合計1,500円以上が対象で、1店舗ごとに500円の配達料がかかるが、複数店のメニューをまとめて注文することもできる。対象エリアは、文京区根津1-2丁目、千駄木1-5丁目、台東区谷中1-7丁目、池之端2-3丁目、上野桜木1-2丁目、荒川区西日暮里2-6丁目。隣接エリアに限り追加料金で対応可能。

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 初回の3月28日は、「TAYORI(たより)」(台東区谷中3)、「Rainbow Kitchen(レインボーキッチン)」(文京区千駄木2)、「ラーメンバルゆきかげ」(根津2)、「SPICESH(スパイせっしゅ)」(荒川区西日暮里5)、「ぐるぐるジェラート(同)の5店で開始。現在は参加店が10店に拡大した。同エリアでレンタルバイクサービスを行う自転車店「tokyobike(トーキョーバイク)」(台東区谷中4)が配達用自転車の無償貸与の協力もしている。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、都から外出自粛要請が出されたことをきっかけに、同エリアの飲食店有志が「自分たちに今何ができるかを考え」、発案したという。初日に季節外れの降雪に見舞われるハプニングなどもありながら、初回の週末を終了。翌4月4日、5日に第2弾を実施し、8日からは平日昼の配達も始めた。

 配達を担当するスタッフは「配達をきっかけに、地域の皆さんの顔を見ながら、ちょっとした安心もお届けできれば」と話す。「リピート利用の方が多く、何度もお届けしているうちに、最初は道に迷っていたスタッフも顔なじみになった。普段お店で待機しているよりも、配達する方がお客さまとの距離をより近く感じる」とも。初回の雪の日の配達も印象的と言い、「レインコートを着込んだスタッフが汗だく雪まみれになりながら届けると、『こんな雪の中、本当にありがとう』と優しい言葉を掛けていただいた」とほほ笑む。

 「TAYORI」のスタッフは「TAYORIは、地方を旅して出会った農家さんなどの食材を谷中のまちの人たちに届けるとともに食べた人のメッセージを生産者の方々に届ける、『食の郵便局』というコンセプトで始めた店。今回のコロナの一件で、地元の人たちに多く利用していただき、TAYORIも皆さまに支えていただいていると実感している。コロナウイルスがまん延し始めて日々大変なことも多いと思うが、こんな時こそ少しでもおいしいものを食べて、ほっとできる時間を届けられたら」と意気込む。「まだまだ始めたばかりで至らぬことも多いかと思うが、気軽に電話してもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~17時(土曜・日曜・祝日は20時まで)。月曜・火曜定休。店舗や配達員の都合で変更となる場合もある。注文や問い合わせは「TAYORI」の専用ダイヤル(TEL 080-7471-8236)へ。各店舗のメニューは「谷根千宅配便」のホームページで確認できる。

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