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後楽の日中友好会館美術館で「チャイナドレス展」 纏足の靴も展示

1930~1940年代のチャイナドレスをまとった女性たちを収めたモノクロ写真

1930~1940年代のチャイナドレスをまとった女性たちを収めたモノクロ写真

 日中友好会館美術館(文京区後楽1)で5月29日から、特別企画展「心惹かれるチャイナドレス――100年前のモダン都市に生まれた美の装い」が開催される。「身にまとう、時をひらく」をコンセプトに、清王朝から1940年代にかけてのチャイナドレスの変遷を年代順の4章構成でたどる。

これが大人の靴? 纏足の靴を特別展示

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 展示の核となるのは、文化人類学専攻の聖心女子大学兼任講師・謝黎(シャ・レイ)さんが所蔵する「謝黎コレクション」。同館職員が2022年に聖心女子大学キャンパスで開催したコレクション展を機に謝さんと出合い、2023年の開催を予定していたが、諸事情により延期となり、今年ようやく実現する。

 展示は4章で構成。第1章では清王朝満洲民族の「旗袍(チーパオ)」を中心に、龍袍(りゅうほう)・補子(ほし)など身分秩序と結びついた礼装を紹介する。第2章は1910~20年代の新型旗袍を展示し、女性解放の思想と共に変化した身体観を読み解く。第3章は1930年代の映像資料やファッション誌と共に、上海のモダン都市文化が生んだ「海派(ハイパイ)チャイナドレス」を紹介。第4章では1940年代の黄金期に制作されたドレスを展示し、海外から取り寄せた新素材が生み出した多彩な美を楽しめるようにする。幼少期から布で足を縛り小さく変形させる古い風習の下作られた「纏足(てんそく)の靴」も特別展示し、近代化とともに訪れた女性解放の転換点を示す。

 同館文化事業部主任の呉川鳴輝さんは「一着ずつオーダーメードされたチャイナドレスの時代は、装いに国家や地域の個性が豊かに表れていた最後の時代といえるかもしれない。ファッションと人との関係を改めて見つめ直す機会となれれば」と話す。

 開館時間は10時~17時(金曜は20時まで)。月曜休館。入館無料。6月28日まで。

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