東京外国語大学グラウンド(府中市朝日町3)で7月19日、東京都女子サッカーリーグ5部第7節が行われ、文京LBレディースは創価大学に5対0で勝利した。
リーグ戦も残り3試合と終盤戦に差し掛かり、リーグ優勝を目指す文京LBレディースにとっては正念場となった同試合。この日は前節と同じく気温がぐんぐん上昇し、最高気温35度と選手たちにとって厳しい試合環境となった。
立ち上がりは両チームともにボール際で激しい争いを繰り広げ、文京はうまくボールを回しながら攻め込むんだが、創価大の堅いDFラインをなかなか崩せず互いに主導権を渡さない展開となった。
試合が動いたのは11分。文京LBのMF戸枝からのコーナーキックをFW大坪がヘディングシュート。クロスバーに直撃したこぼれ球をMF成瀬が押し込み文京が先制した。続く20分には、コーナーキックからのこぼれ球に成瀬がいち早く反応。ゴールへ押し込み追加点を決めた。23分には、戸枝からの浮き玉のスルーパスに相手DFラインの裏へうまく抜け出したMF菅原が技ありのループシュート。文京が3-0で前半を折り返した。
後半は、36分に文京のGK釜田のパントキックを創価DFがクリアミス。最終ラインで駆け引きをしていた大坪が反応し、ドリブル突破。相手GKとの1対1を冷静に決め、試合を決定づける4点目。その後は前半から緩むことのない創価大の中盤での厳しいプレスに苦しめられ、なかなかチャンスをつくることができなかったが、文京は後半アディショナルタイム(追加時間)に、コーナーキックからゴール前混戦となったところをFW久和が押し込んだ。本人も「ようやくゴールを決めることができ、正直安心した」と話す文京LBでの記念すべき初ゴール。試合は5-0で終了した。
試合を振り返り、町田萌選手は「相手の勢いに押されずに自分たちのサッカーで全員が積極的にゴールを狙えていたと思う」と話した。久々の公式戦出場となった野田あゆみ選手は「どのポジションでもチームに貢献できるように努力を続けたい」と意気込む。
文京はにフクダ電子アリーナで8月2日、ジェフ・レディースOGと親善試合で対戦する。第8節はアウェーの関東村D1グラウンドで8月23日、FC Cavellinaと対戦する予定。