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文京・湯島で「歓楽街回遊型」イベント 空き店舗活用し展示やワークショップ

「アーツアンドスナック運動」夜の受付の様子(9月20日撮影)

「アーツアンドスナック運動」夜の受付の様子(9月20日撮影)

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 文京・湯島の池之端仲町通り周辺で9月20日・21日、歓楽街回遊型イベント「アーツアンドスナック運動~池之端仲町をひらく二日間」が開催された。

「アーツアンドスナック運動」昼の受付の様子(9月21日撮影)

 歓楽街のイメージ色濃い同エリアの活性化と価値再生を目指す社会実験として企画した同イベント。空き店舗が増えた歓楽街のビル上層部を積極的に活用したい上野・湯島地域のビルオーナーと、東京大デザイン研究室、東京文化資源会議上野スクエア構想プロジェクトチームが調査・検討を重ね、初開催にこぎ着けた。

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 東京大・都市デザイン研究室助教の永野真義(ながのまさよし)さんは「今でこそ歓楽街のイメージばかりが先行するが、伝統文化を支える店もあり、関東大震災までは銀座よりもいい店があったといわれている。空き店舗を逆にまちづくりに活かし、現在の池之端仲町通りに、アートの視点を取り入れることで文化性の回復につながれば」と話す。

 「不忍池のほとりに立地し、不忍池からの風が吹き込む南北の通りは『吹貫(ふきぬけ)横丁』と呼ばれ、寛永寺の辯天堂からアートセンター『アーツ千代田3331』までを一直線につなぐ道。間には湯島天神もあれば鈴本演芸場もある。芸大生や東大生が行き交う一方、秋葉原のオタク文化にも近い。さまざまな文化が交差するこの街にイベントを仕掛けることで、人の流れがどう変化するか興味がある。仕事帰りの社会人に参加しやすいよう金曜の夜と、この街の人口が最も少なくなる土曜の日中の変化を見たくて金曜・土曜の開催にした」とも。

 期間中、「知る」「体験する」「交流する」の3つのカテゴリーを軸に、元スナックなど7つの空き店舗を会場にした展示やワークショップ、屋外ライブなどが行われた。地元落語協会の協力によるスナックでの高座や、伝統工芸「有職組紐」の老舗「道明」の組みひも体験、創業120年の写真館「宮内写真場」による貴重写真資料の展示、Vチューバ-と直接会話できるスナックなどで盛り上がりを見せた。

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