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文京・千駄木のギャラリーで只見線写真展

梅雨入り前の田植えの時期、澄んだ水に映り込む只見線の車体(写真提供=征矢野毅彦さん)

梅雨入り前の田植えの時期、澄んだ水に映り込む只見線の車体(写真提供=征矢野毅彦さん)

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 「ぎゃらりーknulp(クヌルプ)」(文京区千駄木3)で10月19日、征矢野毅彦(そやのたけひこ)さんの写真展「季節のポルタメント~鉄道風景写真 只見線@奥会津」が始まる。

「会津の秋は、一面の小金色からスタート。大地への感謝と農家さんへの畏怖の念を感じる」と征矢野さん。(写真提供=征矢野毅彦さん)

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 只見線は、福島県会津若松市の会津若松駅から新潟県魚沼市の小出駅までを結ぶ山間部の路線。渓谷の新緑や紅葉が美しいことで知られ、鉄道ファンの間で人気がある。2011(平成23)年7月の新潟・福島豪雨で被害を受け、小出-会津坂下間113.6キロが不通となり、一時は廃線も危ぶまれたが、基金を通じた寄付などにより徐々に復旧が進み、2019年現在の不通区間は会津川口-只見間の27.6キロとなっている(同区間は代行バスによる運行)。

 「ポルタメント」は音程を連続的に変化させる奏法を意味する音楽用語。征矢野さんは「会津の季節は単なる四季だけでは語れない。春から夏だけでも、桜、新緑、田植え、川霧、緑の稲と繊細に移り変わる。そんな様子をこの言葉で表現したいと思った」と話す。

 征矢野さんは1960(昭和35)年東京生まれ。編集プロダクション「シャニム」社長を務める傍ら、フリーランスの立場でも企画・編集・取材・執筆・撮影を手掛ける。近年は鉄道写真に注力し、全国各地で撮影を行っている。

 開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。10月27日まで。

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