地域課題解決を手がけるまちづくり会社「エンパブリック」(文京区弥生2)が5月21日、町会・自治会の役員・班長向けのオンライン講座「地域コミュニティ運営 はじめの一歩講座」を開く。
地域コミュニティー運営の複雑さ・難しさを感じさせる地域コミュニティ(地縁団体)の4+1の側面
全国的に役のなり手不足や担い手の負担感が問題となるなか、同社が10年以上の現場支援を元に企画した同講座。「単なる運営ノウハウの研修ではなく、なぜ地域活動が分かりづらく負担に感じやすいのかという『構造そのものへの理解』を重視する」という。
プログラムは全4回各90分。第1回で地域活動の成り立ちを学ぶほか、第2回で規約・予算・意思決定などの運営基盤、第3回で行事・イベント運営の考え方、第4回でコミュニケーションと合意形成の進め方を取り上げる。自治体や自治会連合会が担い手支援の一環として活用できる設計で、地域・団体向けの対面開催にも対応する。
同社地域コミュニティー共創コーディネーターの二宮雄岳さんは、東日本大震災後の復興公営住宅で自治会を立ち上げた際のエピソードを話す。役職から決めず、「この団地でどのように暮らしたいか」を住民と繰り返し話し合ったところ、これまで地域の役職を担ったことがなかった人が会長を引き受けた。「縁あって同じ場所に住む家族のような存在」という思いが主体的な関わりを生んだという。
二宮さんは「地縁組織はボランタリーでありながら公共性を持ち、長年の人間関係に強く依存する複雑な仕組みで、企業のような合理性だけでは捉えきれない。一見非効率に見える「地域の合理性」の構造を理解することから始めよう、というのが当講座の趣旨」と話す。「地域の活動を義務や諦めとしてではなく、構造を理解して納得して取り組みたいと考える担い手の力になりたい」とも。
木曜夜コース(5月21日・28日、6月4日・11日の20時~21時30分)と火曜午前コース(5月26日、6月2日・9日・16日の10時~11時30分)の2コース。参加費は全4回7,700円(同一団体3人参加の割引あり)。