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文京・関口の神田川周辺で桜咲く地域回遊イベント「神田川アートブロッサム」

文京区関口・神田川で満開を迎えたソメイヨシノ(昨年の様子)

文京区関口・神田川で満開を迎えたソメイヨシノ(昨年の様子)

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 江戸川公園(文京区関口2)から早稲田の神田川沿いで3月28日から、スタンプラリー形式の散歩イベント「神田川アートブロッサム2015」が開催される。

ソメイヨシノが咲くと神田川沿いは多くの人で賑わう。今年の開花予想は3月25日頃(日本気象協会)

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 桜の名所として知られる同エリアにあるギャラリー、カフェ、美術館などを巡る同イベントは昨年に次ぎ今年で2回目。約230本の桜並木を見て歩くだけではもったいないと、地域に住む有志ら8人で実行委員会を組織し企画した。スタンプラリーをメーンに、期間中の週末はさまざまなワークショップを開き、花見に訪れる人々や親子連れにアートや街歩きの楽しさを提案する。

 同会代表で建築家の海田修平さんは企画のきっかけについて、「2008年に仕事を独立して神田川沿いを走るようになって、アートギャラリーや写真家のスタジオなどを見付けた。印刷工場の多い町だったのに、ちょっと町が変わってきていると感じた」と話す。

 「新しく生まれ変わりつつある町の流れを加速させ、もっとクリエーティブな雰囲気を作りたい」との思いから昨年、「神田川アートブロッサム」を初開催した。集まった有志との話し合いの中で、「まずは地域のギャラリーやスタジオを結ぶようなスタンプラリーから始めてみよう」と企画書を作成。「それを持ってギャラリーやスタジオを回り始めたら、『うちもやるよ』と言う人が意外に多かった。当初はスタンプラリーのみの企画だったが、『ほかにも何かやったら面白いよね』と、いつの間にかワークショップも始めていた」と海田さん。

 しだいに輪が広がり、今年はイベントも成長。昨年3つほどだったワークショップも8つにまでなった。海田さんは「(このイベントが)プラットホームになっていけば。今はスタンプラリーを軸にワークショップだけだが、将来的にはいろいろな活動をつなげていきたい」と意気込む。

 当日のワークショップは、「オリジナルマイ封筒づくり」「日本酒のマイラベルづくり・試飲会」といった印刷の町の特性を生かしたものから、プロに写真の撮り方を学ぶ「写真教室」、杉材を使った「ピクニックマット作り」、ステンドグラスを使った「桜のオーナメント・キャンドルホルダー作り」など、さまざまな内容で展開する。

 日本気象協会発表による3月13日現在の都内の桜開花予想は3月25日ごろ。満開予想は4月2日といずれも平年並みとなる見込み。

 ワークショップの一部は有料で要事前申し込み。スタンプラリー台紙のダウンロード共にホームページで確認できる。イベントは4月5日まで。

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