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文京・弥生美術館で少女漫画家・陸奥A子さん展 雑誌付録300点の展示も

きのうみた夢(陸奥A子/画)「りぼん」1980年5月号扉 原画 北九州市漫画ミュージアム/寄託[展示期間/前期]

きのうみた夢(陸奥A子/画)「りぼん」1980年5月号扉 原画 北九州市漫画ミュージアム/寄託[展示期間/前期]

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 弥生美術館(文京区弥生2、TEL 03-3812-0012)で10月1日から、企画展「陸奥A子×少女ふろく展~DOKIDOKI「りぼん」おとめチックワールド!~」が開催される。

アイビーノート(陸奥A子/画) 「りぼん」1975年11月号付録

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 1970年代半ばから80年代にかけて、少女雑誌「りぼん」で活躍した漫画家・陸奥A子(むつ えいこ)さんは、恋や友情に悩む読者と等身大の少女像を描いて人気を博した。陸奥さんの作風は「おとめチック」マンガとも呼ばれ、漫画に登場する男の子は少女たちの憧れを誘った。それまで地味なサブキャラクターのアイテムだった眼鏡を、主要キャラクターの男子に取り入れて魅力的なアイテムに変身させたことで、「メガネ男子」ブームの先駆けともいえる。

 同展では、陸奥さんの「りぼん」から「YOU」までの貴重な初公開原画を多数展示する(作品保護のため、10月27日と12月1日にカラー原画と一部作品の展示替えあり)。

 そのほか、戦前から戦後まで約300点に及ぶ「少女雑誌ふろく」を史料として展示し、その変遷をたどる。「りぼん」のステーショナリーや、バッグ、ケースなどの付録は、小学生から働く女性まで幅広いファン層から支持されたが、特に陸奥さんのポップなイラストは付録に映え、付録のイラストレーターとしても人気を得た。

 10月18日、11月8日、12月6日には、学芸員によるギャラリートークが開催される。開催時間は14時~。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は一般=900円、大学生・高校生=800円、中学生・小学生=400円。12月25日まで。

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