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文京の竹久夢二美術館でアール・ヌーヴォー展 開館25周年記念コレクション展も

竹久夢二画 セノオ楽譜「言はれぬ嘆き」 大正9年

竹久夢二画 セノオ楽譜「言はれぬ嘆き」 大正9年

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 竹久夢二美術館(文京区弥生2)で10月1日から、企画展「竹久夢二とアール・ヌーヴォー ~明治・大正の日常を彩った図案と装飾~」が開催される。

竹久夢二画 千代紙「きのこ」 大正3年頃

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 19世紀末~20世紀初頭にかけて、ヨーロッパを中心に流行した芸術様式の「アール・ヌーヴォー」は、日露戦争(1904~05年)後、本格的に日本へ流入し、図案界で同様式を用いたデザインが特に広がりを見せた。

 1905(明治38)年末にデビューした画家・竹久夢二(1884~1934年)も、書籍や楽譜の装丁、千代紙や半襟の図案、絵画作品における女性描写や衣服の装飾に、植物模様や流れるような曲線など、アール・ヌーヴォー調のデザインを展開した。

同展は、明治・大正時代の日常生活を趣味良く彩った「夢二流アール・ヌーヴォー」作品を一堂に展示するほか、アール・ヌーヴォー様式のデザインが流行していた明治期の大衆に読まれていた雑誌・書籍の表紙絵を通じ、夢二以外の画家も紹介する。

 10月11日、11月8日、12月13日は、学芸員によるギャラリートークを開く。開催時間は15時~。参加無料(入館料別途)。

 同館が今年25周年を迎えたことを記念した「名品コレクション展」も同時開催している。約3300点におよぶ同館収蔵作品の中からよりすぐりの夢二コレクション140点を展示する。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は一般=900円、大学生・高校生=800円、中学生・小学生=400円。12月25日まで。

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