東京大学御殿下グラウンド(文京区本郷7)で9月27日、東京都社会人サッカーリーグ1部第14節が行われ、LB-BRB TOKYOは東大LBに4対0で勝利。今季リーグ2位が確定した。
今節で勝ち点3を収めれば、順位を1つ上げ2位となるLB-BRB。仕事の都合で渡米するため、今季チーム最多の7得点(9月20日終了時点)を挙げているFW中川靖章選手は、今節が事実上のラストマッチ。最後の一戦で、圧巻のゴールラッシュを見せた。
試合は開始から激しいボールの奪い合いに。徐々にボールを保持しながら攻めるLB-BRBに対して、体を張ったディフェンスから東大LBがカウンターを仕掛ける。LB-BRBはFW中川を中心にシュートを放っていくが、東大LBの堅いディフェンスとGKの好セーブに点を奪うことができず、前半は一進一退のまま0対0で折り返す。
試合が動いたのは後半17分。FW森田が前方へフリックしたボールに反応した中川が、そのまま相手を振り切りシュート。LB-BRBが先制点を挙げる。続く後半20分にも中川。勢いそのままに、相手GKのタイミングを外したシュートで追加点を決める。
ハットトリックの期待がかかる中、訪れた後半35分。コーナーキックから混戦となったところにいち早く反応したのは、またも中川。見事ハットトリックを達成し、LB-BRBはスコアを3対0とする。そのまま試合終了かと思われたが、後半ロスタイム。右サイドDF岩田からの中央へのクロスに右足で合わせたのは、この日4ゴール目となる中川。圧巻の4ゴールで、関東大会トーナメントへ向けてチームを鼓舞した。
試合後に中川選手は、「事実上のラストマッチ。チームメイト、スタッフ、サポーターの支えがあって勝利と4ゴールという結果になった。関東昇格に向けては、これからが最も大事なステージになると思う」と感謝とチームへのエールを口にした。それを受け市川慎士選手は、「残り1カ月で課題の修正とさらなるレベルアップを図り、万全の体制で関東参入戦へ臨みたい」と勝利を誓った。
LB-BRBの今季最終成績は、10勝2敗2分(東京都社会人サッカーリーグ1部・2位)、得点37、失点10。