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本駒込の人気パンケーキ店、常連客に見守られつつ幕

オーナーの門崎杏子さん(中央)とスタッフの皆さん

オーナーの門崎杏子さん(中央)とスタッフの皆さん

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 六義園(りくぎえん)脇の本郷通り沿いのカフェ&ギャラリー「uznaomom(ウズナオムオム)駒込」(文京区本駒込6)が5月10日、3年9カ月にわたる営業に幕を下ろした。

uznaomom(ウズナオムオム)駒込店限定「おからのパンケーキ」

 2004(平成16)年春に姉妹で始めた原宿の1号店がパンケーキブームの先駆けとして人気を博し、原宿2号店、台湾出店を経て、本駒込の同店を開いたのが2016(平成28)年8月。

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 オーナーの門崎杏子さんは「(この地に出店したのは)ちょうどパンケーキブームが下火になった頃だった。若い買い物客や観光客が多い原宿とは違って、日常の延長でパンケーキが食べられる店にしたいと考えていた時、知人の縁でこの店舗を借りた」と話す。「住宅街に近く、六義園の緑に囲まれた環境は本当に居心地良く、お客さんにも恵まれた」と振り返る。

 カフェ&ギャラリーというコンセプトは同一ながら、店の内装や雰囲気は「他の店舗と全く違う」と門崎さん。他店舗と同一メニューのほか、地元の豆腐店とコラボレーションした「おからのパンケーキ」を同店限定で提供していた。

 地元の常連客が多く、「本当にお客さんとの良い関係が築けた」と門崎さん。閉店のきっかけは「店舗の契約更新時期を迎えるに当たり今後についてあらためて考え、一度ここで終えてみようと思い至った。地域に根差した店にしたいという当初の思いは達成できたので、名残惜しさはあるけれど、今は『やり切った感』がある」とも。「新型コロナの影響もあったが、それはきっかけではない」とほほ笑んだ。

 最終日の10日は、「最後にもう一度、ここのパンケーキが食べたくて」と訪れる常連客が後を絶たなかった。

 門崎さんは「テークアウトのみの営業や、キッチンカーでの営業など、他の可能性もこれからゆっくり考えていきたい。ここに通ってくださった皆さんには感謝しかない。このご縁をまたいつかつなげられる機会ができれば」とほほ笑んだ。

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