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文京区内の「働き人」を写真に 区内在住の写真家が撮影者募る

自作の前に立つ志知恭子さん

自作の前に立つ志知恭子さん

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 文京区在住の写真家・志知(しち)恭子さんが現在、区内に店を構える店主などを対象に、「働き人(はたらきびと)」をテーマに撮影者を募っている。

「働き人」より(写真提供=志知恭子さん)

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 区内で生まれ育ったといい、「自分は遊牧民だと思っていたけど、実は土着民。山手線の真ん中だけど田舎な文京区が好き」という志知さん。今春には、これまでに撮りためた区内の風景写真などを中心に文京・千駄木の本郷図書館・汐見地域活動センター(文京区千駄木3)で、写真展「記憶と生きる」も開いた。ドキュメンタリー映画製作などの経験もある志知さんの作品について、「木の葉が風に揺れた瞬間や溶けかかる雪など、自然界の小さな変化の瞬間が捉えられているのが魅力」という来場者も多かった。

 志知さんは「昨年刊行された『区史写真集』を家族と楽しんで見ていた時、自分もこのように地域の人に後々楽しんでいただけるような何かを残せないかと考えるようになった」と話す。「店を経営している友人を撮影したことから、もっと多くの『働き人』を撮りたいと思うようになり、ライフワークとして区内に店を構える店主などを対象に撮影に取り組むようになった」とも。

 「仕事に熱中している瞬間の顔を捉えたい」と、撮影は仕事場とポートレートの2種1組としている。昨年から取り組み、現在までに撮りためた「働き人」は30人を超えた。「100人撮りためたら写真集にしたい」と意気込む。

 撮影には実費負担(1万円)が必要だが、撮影データを受け取れる。希望者は志知さんのホームページで受け付けている。

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