アジサイの名所として知られる白山神社(文京区白山5)に隣接する白山公園で6月6日、「文京あじさいまつり」が始まった。
同イベントは1985(昭和60)年度から続く初夏の風物詩で、42回目を迎えた。区制施行80周年を記念する事業として開き、開幕初日から境内には鳥居の外まで参拝の列が伸びた。
境内から白山公園にかけては、ガクアジサイやホンアジサイ、セイヨウアジサイなど6種約3000株が見頃を迎えた。通常は非公開の富士塚「あじさい富士」も特別に公開し、青や紫の花に覆われた斜面を来場者が列をつくって登った。区制80周年を祝い白山公園に新設した花壇「あじさいウォール」は、写真に収める人で終日にぎわった。
中でも話題となったのは、富士塚の石垣沿いに咲いた「ハートのアジサイ」。開催直前、たまたまハート型にくびれて咲いている一輪が見つかり、SNSで一気に広まった。当日も「どこにあるの」と探し歩く人が後を絶たず、見つけた瞬間には歓声が上がった。その一輪も、6日の午後には見られなくなった。実行委員会の岡田浩さんは「ほかにも似た形の花がまだあるかもしれない。ぜひ探してほしい」と呼びかける。
当日は、東洋大学の学生がボランティアとして模擬店の案内や誘導などを担った。ゼミの一環で2年連続の参加となった同大社会学部3年の名本晴花さんは「地元ではこういう地域活動に関わる機会がなかった。大学のある白山で多世代の人たちと交流できるこの祭りは、参加する度に学べることが多い」と話していた。
岡田さんは「アジサイの花びらのように皆さんがつながり合って、楽しくやっているのが一番の見どころ」と話す。
開催時間は10時~16時。今月14日まで。