本郷の元町ウェルネスパーク(文京区本郷1)で6月6日、コンタクトレンズメーカーのシード(本郷2)が主催する健康イベント「近視とスポーツ体験~学んで・動いて・目を知ろう!」が行われた。
大友さんと古屋篤史選手、須藤拓真選手によるトークセッション。「何歳ごろから見えにくくなったか」を語り合った
同社は2023年から出前授業を続け、これまで8000人以上の子どもたちに目の健康を呼びかけてきたという。今回のイベントは1月に立ち上げた「こどものめ未来プロジェクト」の一環で行うもので、座学とスポーツ体験を組み合わせたリアルイベントは今回が初めて。順天堂大学と文京区が協働で運営する施設「元町ウェルネスパーク」との共催で行い、子どもと保護者合わせて38人が参加した。
イベントは3部で構成。第1部では、順天堂大学の眼科医でコスモ眼科クリニック院長の大友香里さんが近視の仕組みを解説。文部科学省の調査で裸眼視力0.3未満の小学生が約10人に1人と増えていることを挙げ、目をカメラに見立てた説明やクイズで子どもの関心を引いた。「本やノートを目から30センチ以上離す」「外で過ごす時間を増やす」など家庭でできる予防法を紹介し、「子どものうちから近視を進ませすぎないことが大切」と話した。
第2部のトークセッションには、同社がスポーツ支援としてコンタクトレンズを提供するラグビーチーム「ヤクルトレビンズ戸田」の古屋篤史選手と須藤拓真選手が登壇。古屋選手は「(コンタクトレンズを)着ける前は楕円(だえん)形のボールが丸く見えるほど輪郭がぼやけていたが、着けてから視界がぐっと広がった」と見え方の変化を振り返った。須藤選手も「小学6年生の頃から見えにくくなり、今はコンタクトなしではラグビーができない」と話した。
第3部では、選手の指導で子どもたちが体育館でボールを使ったスポーツ体験に挑戦。選手と体を動かす子どもたちは終始笑顔で、歓声が絶えなかった。参加した松岡朋希さんは「選手はとても大きくて、自分を持ち上げるくらい力が強かった」と驚いた様子で振り返った。
企画を担当した同社コーポレートコミュニケーション部サステナビリティ推進課の及川智仁佳さんは「子どもの近視が増加する中、スポーツでも視力が重要なことから、講話とスポーツを融合させた。親子で楽しみながら目の健康を学んでもらい、同じ文京区の行政・大学・企業が協力することで新しい価値を生み出したい」と話す。