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文京学院大学が外国人向け「地震 防災マニュアル」 被災後5分間の初期行動に焦点

文京学院大学が外国人向け「地震 防災マニュアル」 被災後5分間の初期行動に焦点

文京大が外国人向け地震冊子

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 文京区向丘の文京学院大学(文京区向丘1)が3月11日、外国人向けの「地震 防災マニュアル」(英語版・中国語版)を発行する。

製作にあたった馬渡一浩教授と倉嶋正彦准教授

 同大外国人留学生の地震防災対策の一環として製作した同マニュアル。地震発生から初動5分の対応に絞った内容で構成し、デザインは視覚的に理解しやすいようインフォグラフィックを採用する。英語、中国語の2か国語版を製作し、東日本大震災から5年となる今月11日から配布する予定。

 製作は同大経営学科の倉嶋正彦准教授を中心に、同・馬渡一浩教授と中国人留学生3人が担当した。留学生たちの「地震が起きた時に、まず何をすればよいのかが分からない」という声から、コンセプトを地震発生から初期行動5分間に設定。日本在住の外国人70人へ地震についてのアンケート調査を実施するなど、外国人の地震への意識を明らかにしながら情報を精査し、「とにかく最低限のことに絞った」と馬渡教授は話す。

 誌面では「身を守る」「避難の準備」「情報収集」「避難の判断」という地震発生から5分間の行動を4つのステップで紹介するほか、文京区内の避難場所マップ、非常食の備蓄法の1つである「ローリングストック法(日常的に非常食を食べ、食べたら買い足すという備蓄法)」などを紹介する。

 馬渡教授は「留学生たちと他の自治体の事例を交えて議論するなかで、常に持ち歩けるものがよいという声が非常に強かった。そこでサイズも外国人が普段から携行しているというパスポートに合わせて作った」という。

 マニュアルの作成は、今年4月から経営学部経営学科が経営コミュニケ―ション学科へと名称変更することに伴い、新たに同学科のコンセプトとなる「ビジュアル・シンキング」という考え方を体現する企画として発案した。東日本大震災から5年が経過することや同大創設に関東大震災が大きく関わったことに加え、社会的にも訪日外国人への災害時対応が求められていることから「防災」というテーマにしたという。

 倉嶋准教授は「今回のようなインフォグラフィックの製作を行う時、デザインする過程よりも、考える部分が非常に多くを占めることになる。すると学生でも『考える』という点で参加しやすいものとなる。今回のマニュアルを通じて、いろいろな人にインフォグラフィックの手法がさまざまなシーンで役に立つということを実感してもらえれば」と話す。

 同マニュアルは、英語版、中国語版それぞれ1000部を製作。同大の外国人留学生に配布するほか、3月11日から自治体、地域団体、公共施設でも順次配布をする予定。

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