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小石川後楽園で伝統産業と現代アートがコラボ 「江戸東京リシンク展」

小石川後楽園で「江戸東京リシンク展」展示ディレクターの舘鼻則孝さん

小石川後楽園で「江戸東京リシンク展」展示ディレクターの舘鼻則孝さん

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 小石川後楽園(文京区後楽1)で今日まで、「江戸東京リシンク展」が開催されている。東京都が手がける伝統産業の世界発信事業「江戸東京きらりプロジェクト」の一環。

唐門に展示した龍工房×舘鼻則孝作品

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 アーティストの舘鼻則孝さんがディレクターを務め、現代アートと伝統産業のコラボレーションによる新たな価値を伝える同展。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2021年は和敬塾で、2022年は旧岩崎庭園で、それぞれオンライン開催された。リアルな場での一般公開は今年が初となる。

 舘鼻さんは「一般の方に実作品を間近に見てもらうという点で、過去2回の展示とは異なる苦労もあったが、江戸時代の大名庭園とのコラボレーションを楽しんでもらえたら」と話す。庭園の各所に舘鼻さんの新作が点在する。「(屋外の展示では)木漏れ日の変化により作品がさまざまな表情を見せる」と舘鼻さん。「毎年、参加事業者が増え、事業者間の交流の機会にもなっている。本企画のテーマ『Rethink(リシンク)』の通り、新たなコラボレーション作品も生まれている」とも。

 参加事業者は、江戸木版画・高橋工房(文京区水道2)、江戸切子・華硝(江東区亀戸3)、和太鼓・宮本卯之助商店(台東区浅草6)、東京くみひも・龍(りゅう?)工房(中央区日本橋富沢町4)、江戸組子・建松(江戸川区南篠崎町2)、新江戸染・丸久商店(中央区日本橋堀留町1)。

 開園時間は9時~17時(入園は閉場の30分前まで)。入場料は、大人=300円、65歳以上=150円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料。

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