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野球殿堂博物館で「文京野球物語」 少年野球からプロまで

文京区内8校の高校野球ユニフォームの展示

文京区内8校の高校野球ユニフォームの展示

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 東京ドーム21番ゲート右隣にある野球殿堂博物館(文京区後楽1)で3月19日、企画展「文京野球物語」が始まった。

天覧試合で使われた長嶋茂雄さん所蔵のバット

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 「つなげる」「ひろげる」「たたえる」をテーマに、次世代を担う子どもたちへ野球の魅力や楽しさを伝えるとともに日本野球の発展に貢献した人をたたえる殿堂事業を行っている同館。1959(昭和34)年に「野球体育博物館」として後楽園スタジアム隣に開館し、1988(昭和63)年の東京ドーム完成に伴う移転を経て現在まで、プロ・アマ問わず国内外の野球に関する資料の収集・保管・展示に取り組んでいる。

 同博物館や東京ドームなどが位置する文京区にスポットを当てた同企画。学童野球、高校野球、一高・東大、後楽園・東京ドームなど、さまざまな視点から文京区と野球について紹介する。区内に現存する高校硬式野球部(8校)のユニホーム展示をはじめ、1946(昭和21)年夏の第28回全国中等学校優勝野球大会開会式でGHQ中佐・ポール・ラッシュから東京高等師範学校付属中(現・筑波大附高)へ贈られたボール、2000(平成12)年夏の日大豊山高校・東東京大会優勝盾、遠藤良平投手着用の筑波大附高ユニホームや東大時代使用グラブなど、文京区ゆかりの品々が展示されている。

 長嶋茂雄さんが後楽園スタジアムの天覧試合で打ったホームランバットの特別展示のほか、東京ドームの天井に入った松井秀喜さんや大谷翔平選手のボールの展示もある。

 担当学芸員の井上裕太さんは「少年野球から高校・大学、プロ野球までと、幅広い野球の繋がりを深掘りしてひとくくりにした貴重な展示。区内にここまで野球が集約されているのは珍しく、展示の準備をしている中でも意外な繋がりや発見もあった」と話す。「地元と野球の繋がりをさまざまな視点で楽しんでいただけたら」とも。

 開館時間は、平日=13時~17時、土曜・日曜・祝日=10時~17時(東京ドームでの公式戦開催日=~18時)。月曜休館(東京ドームでの公式戦開催日と春休みは開館)。6月9日まで。

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