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文京区に新しい区民の活動拠点「フミコム」 地域活動促進の交流空間に

文京区長(右)と活動支援コーディネーターの田邊さん(左)

文京区長(右)と活動支援コーディネーターの田邊さん(左)

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 文京区民センター(文京区本郷1)で4月2日、文京ボランティア・市民活動センターの協働拠点「フミコム」のオープニングイベントが開催された。

フミコム内で行われたイベントの様子

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 4月1日にリニューアルオープンした文京区民センター地下1階に、地域の活性化や地域課題の解決を図るため、文京区社会福祉協議会と文京区が連携して新設した同拠点。ボランティア・NPO活動や新たな公共の担い手育成、団体の持続的な発展支援などを一体的に支援し、新たなつながりを創出することを目的に活動する。誰でも利用できる交流スペースも併設し、来館者の出会いを促進するほか、週3日は活動支援コーディネーターが駐在し、団体間の橋渡しやNPO活動相談にも応じる。

 「フミコム」の名称は、「フミ=文(ふみ)」「コム=community(地域)・communication(コミュニケーション)」「踏み込む」の意味を込め、文京区の地域活動を促進する交流空間を表現したもので、公募によって決まった。

 イベント当日は、文京区長があいさつを行ったほか、文京区社会福祉協議会事務局長が「フミコム」を紹介。同施設内に併設する文京区障害者就労支援センターやソーシャルカフェ「Sign with Me」の各代表があいさつした。地下1階「フミコム」では、4つのミニ講座やメッセージ動画の上映のほか、カフェサービスや同就労支援センターによる菓子販売などもあり、会場は200人を超える来場者でにぎわった。

 同施設の活動支援コーディネーター・田邊健史さんは「文社協(文京区社会福祉協議会)は、この時代に必要とされる活動体になるために何が必要なのかを真剣に考え行動する素晴らしいチーム。文京区に絡む面白い話は、私にどんどん投げてほしい。いろいろ踏み込みたいと思っているので、お楽しみに」と抱負を話す。

 同施設では現在、「文京区のこどもの未来について考えよう」「社会福祉協議会が考えるフミコム!こんな社会課題が解決できる!」「企業と商店街がコラボレーション!」など、オープニングウイークとして毎日19時~20時30分、日替わりのテーマでイベントを開いている(9日は14時30分~、20時~)。先着順で定員は35人程度。参加費は一部を除き無料。今月9日まで。

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